2021年5月19日 (水)
青葉の美しい奈良に行きました・・・・・・文化財・奈良ホテルに泊
5月の休日に奈良を家内と探訪しました。
車で当麻寺(たいまじ)に行きました。
天平時代(612年)に奈良・二上山の麓に当麻寺は建立されました。
豪族の當麻(当麻)氏の氏神さんであったのでしょう。
曼荼羅(国宝)とお花で有名なお寺で、東塔、西塔の五重塔(国宝)が現存している珍しいお寺です。
しかも弘法大師(空海、真言宗)が中之坊、浄土宗が奥院をつかさどっており、二つの宗派が一つの本堂や伽藍を守っているという稀有な形です。
だから、千数百年もの間、多くの人々に愛され、信仰されたのでしょう・・・
「お花の寺」だけあって季節の花々が咲き誇っています。
国宝の西塔、東塔です。
毎年5月に行われる練供養会式(ねりくようえしき)では多くの信者が参詣に集まります。
来迎の諸仏が空中の橋をお練り(行列)し霊験あらたかです。
(パンフレットより)
当麻寺の門前の旧家で一服させて頂きました。
心地よい風が吹き抜けました。
奈良ホテルに到着しました。
奈良ホテルは、明治42年(1909年)に辰野金吾、片岡安の設計による建築された木造のクラッシックな文化財です。(127室)
スポンサーは国鉄と近鉄でしたが、2018年からJR西日本の子会社となりました。
天皇皇后両陛下、皇室の方々、世界の俳優や有名人がお泊りになっている由緒かしい処です。
ホテルの近くの猿沢池で、興福寺の五重塔(国宝)が見ます。
興福寺の再興なった東金堂・・・堂内の柱に玄奘三蔵など法相宗の14祖師像が描かれており、親しくさせて頂いている畠中光享画伯が描かれました。
興福寺の五重塔(国宝)です。
興福寺から散歩して15分、東大寺です。
天平2年(741年)に聖武天皇のお勅願で建立された大仏殿(国宝)が見えます。
世界最大の木造建築で、高さ49m、幅57m、奥行き50mです。
中の大仏座像も高さ37m、ビルの9階建ての高さです。
お水取り(修二会)で有名な二月堂(国宝)です。
お水取りの井戸(閼伽井屋、あかいや)です。
東大寺法華堂(通称、三月堂、国宝)には、不空羂索観音を中心に13仏様が安置されて圧巻の迫力です。
若草山を散策しました。
ワンコ、シカ好きの小生は、シカせんべいをもってはしゃいでシカと大いに遊びました!(^^)!
後記
奈良はシルクロードの終着点だけあって、異国情緒豊かです。
仏さんのお顔もインドやペルシャ風であったり、彫刻もオリエント風で、大きなお寺の建物も天竺(いんど)様式、唐様式であったりします。
つまり奈良は中国・朝鮮からの直輸入の文化であり、平安時代の京都では、すっかり国風文化(和風)となり、宇治の平等院の定朝作の阿弥陀如来さんのようにでっぷりとした日本人のお顔だちとなります。
京都から見ると、奈良は懐かしくエキゾチックなのであります(^_-)-☆
だから新鮮で奈良にまた行たくなりますね(^^♪