ツカキグループの役員会と講演会

今期の決算（7月末）にむけてのスパート、来期に向けての方針が議論されました。

昨年4月からコロナ禍に突入し、前期に続いてダウントレンドです。
今期の見通しは、売上70億円（一昨年比８４％）と厳しいですね。
来期の方針は、全部門の完全な黒字化、人材の育成（若手と女性の登用）、コロナ明けに向けて新しいことへの挑戦、リモート営業の充実などです。
来春はコロナ明けとなり、元気に「創業155周年」を打ち出そうということになりました。

塚喜商事（京都）：左から望月次長（商品部統括）、高根沢君、今村部長（京都事業部統括）

塚喜商事（東京事業部）：長島次長（商品統括）、石田次長（販売部統括）

ツカキ㈱：村上部長（営業推進）、宮川次長（営業1部）、塚本専務

ツカキ㈱：塚本次長（経理）、村川部長（総務人事）、辻次長（営業2部）

タムラ㈱＜補正下着メーカー＞：大辻部長、吉田次長（営業統括）、塚本室長（経理）

京都和装㈱：白井常務（高木次長は出張）と不動産リーシングの安場次長

マリエクラッセ㈱＜ウエディング貸衣裳＞：藤木常務と水谷君（杉田部長は欠席）

㈱京朋＜きものメーカー＞：柳社長、門井部長（経理）、宮島次長（商品統括）

我々のアナログ営業から脱皮して「リモート営業」に取り組もうと、役員と20名の男女志願者が応募し、６月からデジタル営業特訓を開始します。
来期（8月）から営業スタイルが、お得意先のお役に立つように大変身します!(^^)!

さて夕方から、講演会。
講師は松栄堂さんの畑正高社長さん、テーマは「香を商う～温故～」

松栄堂さんは創業３１６年の老舗で、12代目の当主の畑社長さんは優れた文化人であり、伝統産業のビジネスのリーダーです。
貝原益軒の肖像画にお香があり、彼の文化性がうかがい知れます。

石田梅岩の文机、文具にお線香があります。線香の燃え方で講義の時刻を測っていました。

熱心に聞き入る聴衆

西陣織あさぎ美術館のファン、お香に興味のある人、伝統産業に関わる人・・・みな実に熱心に話に聞き入りました。
香木についての講義です。

伝統産業の革新をもたらし、お香の手作りの良さとその革新に挑戦されています。

お香を世界に広めるために色々な苦労と工夫をされました。

質疑応答は盛り上がりました。
西陣理あさぎ美術館で源氏物語の展示と、源氏香の企画展をしていますので、畑社長から平安時代からの源氏香（組香）の話になりました。

さらに、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長と正親天皇（役・玉三郎）との間で確執を生む正倉院の至宝のお香である「蘭奢待」（らんじゃたい）について小生から質問しました。

“蘭奢待”で畑社長の話に火がつき、講演のボルテージは一挙に上がり熱い拍手の内にお開きとなりました。

畑社長の素晴らしい講演会で有意義で実に楽しいひとときでした。
ありがとうございました。