2021年6月26日 (土)
東山魁夷「群青波濤文様 屏風」
鑑真和上が唐の国から、仏教の戒律を伝えようと決意し6度の渡航の挑戦をして、やっと日本に到着したときは過労がたたり失明をしていました。
そして鑑真は、天皇の要請により多くの僧侶を授戒し正しい仏教をひろめていきました。
鑑真のために創建された唐招提寺の襖絵を描くことを要請された東山魁夷は、鑑真和上が波濤を越えて来日した万感の思いを込めてこの作品を作りました。
東山ブルーをいくつもの絹糸で表現し、西陣織あさぎは屏風として完成しました。
澤田学芸員が「魁夷の思い」と「西陣織あさぎの匠の技」をギャラリートークで語ります。