2021年7月5日 (月)
登録文化財の会の総会がありました。
文化財というと「国宝」を思い浮かべますが、「国宝」は建物226件、美術工芸品897件(彫刻、工芸品、書籍など)があります。人間国宝は「無形文化財の保持者」ですね。
「重要文化財」は、建造物5122件、美術工芸品10808件もあります。
「国宝と重文の建物」は、京都、奈良、滋賀、兵庫、大阪に順に多く関西に集中しています。
「登録文化財」は、建造物が13082件もあり、大阪、兵庫、京都の順に多くあります。
伝統文化を受け継ぐ人々が必死で文化財を支えています。
さて、先々週の土曜日、「全国登録文化財・所有者の会」(略称:全登文会)の総会がZOOMで開催されました。
寺西興一・全登文会理事長(大阪登文会の会長を兼任)の挨拶です。
秋田、群馬、東京、神奈川、愛知、三重、京都、大阪、和歌山の9つの登文会が結成され、各地よりZOOMで参加されました。
文化庁の黒坂さんがZOOM参加を頂きました。
青山修司事務局長より、昨年の報告がされます。
コロナ禍の中、ZOOMを使い活発な役員会の活動がなされましたが、肝心の会員参加はコロナの感染防止第一に配慮して研修会などが行われました。
文化財の税負担の軽減を求めて文化庁、議員さんへの対応や、保存の助成金を求めて助成制度の勉強会をしています。
畑田先生(前の大阪登文会の会長、阪大の名誉教授)が会への理念を熱く述べられました。
副理事長は、小栗さん(愛知・登文会の会長)、小生(京都の会長)、渡辺さん(東京)です。
小栗副理事長が発表。
左から名古屋テレビ塔、東京タワー、大阪の通天閣(いずれも登録文化財)
小栗真也さんが全国登文会のホームページ作成についての説明
8つの議事が審議、可決され、閉会の辞を小生が述べ、一旦お開きとなりました。
和気あいあいの中、総会後、ZOOM参加者の近況報告と感想を述べあいました。
リモート総会ながら、ZOOMのよさで意見がまんべんなく語り合い、気持ちのいいひとときでした。
コロナで順延になっている「全国、登文会フェスタ」を来年こそは開催し、会員同士リアル再会を果たし、酒を酌み交わそうと誓いあいました。
翌日の先週の日曜日、「京都の登文会の書面総会」を開きました。
左から、田中さん(冨田屋)、橋本さん(白沙村荘)、大西さん(順正)、小生(SACRAビル)の会合です。
事前に役員会でよく検討し、会員さんへ「前期の事業報告、決算書、監査書と、新年度の方針案、予算案」を郵送し会員さんより「賛否と委任状」を頂き、書面総会では役員にて集計をして無事に総会は終了しました。
昨年12月は、コロナ禍が沈静化していた頃でしたので、京都の会員訪問(有隣館、並川靖之七宝記念館)をして研修会としました。(30名あまり参加)
有隣館は国宝や重文がざくざくある博物館で見応えがあり、七宝記念館は今や数千万円する七宝の壺を沢山鑑賞でき目の眼福して、コロナ禍で食事抜きの懇親交流会は盛り上がりました。
今年の12月の研修会こそは、会員訪問と忘年会を是非したいですね!(^^)!
登文会、皆様、是非、応援してください<(_ _)>
ありがとうございます!!