2021年7月21日 (水)
京都迎賓館への訪問
京都御苑(天皇皇后の宮殿)のお隣に京都迎賓館が16年前に建設されました。
一方、東京の赤坂迎賓館は、明治42年東宮御所(大正皇太子住居、あと赤坂離宮)としてバロック風の宮殿として作られ、昭和49年に赤坂迎賓館となりました。(国宝に指定)
京都迎賓館は海外からの特別な国公賓を迎える場として伝統工芸の粋を尽くして建造されました。
ある休日、家内と二人で訪問に出かけました。
まずは御所の清和院門から入ります。
迎賓館の正門
地下の拝観口から鑑賞させて頂きました。(申し込み制)
この正面の扉は樹齢700年のケヤキの一枚板です。
◆まずは「聚楽の間」。ロビーとして随行員が待ち合いする場所です。
花の飾り台(漆、螺鈿、竹工芸)
◆「夕映えの間」の前室と前庭
「比叡月映」と「愛宕夕照」(龍村織物のつづれ織り)
長さ8.7m×高さ2.3mの巨大な作品です。
2部屋合わせて、「夕映えの間」といいます。
螺鈿(らでん)の飾り棚
国際会議の様子(デジタルサイネージの映像)
◆「藤の間」(きりがね細工)
川島織物の藤の花のつづれ織の大作(高さ3.1m×長さ16.6m)の前で家内
「藤の間」にての晩餐会の席(デジタルサイネージの映像)
わたり廊下で次の間へ行く。
◆「桐の間」
ウガンダ共和国のご一行にお琴の演奏でウガンダの歌が流れてみな興奮・・・(デジタルサイネージの映像)
床の間の日本画。菅原建彦氏の「雲水峡」の三部作
渡り廊下を経て庭園へ
コオロギのすかし彫
池には、水田をイメージしてイグサが植えてある
和舟で池に漕ぎだす
圧倒的な日本文化のパワー。伝統工芸の粋を堪能しました。
御門をでて、京都御所を散歩して我に返りました。
この中には多くの伝統技能者の技が凝縮されています。
数寄屋大工、左官、建具、表具、たたみ、かざり金物、漆、きりかね、庭園、石造り、竹垣
さらに、蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)、鎚起(ついき)、鋳金、竹工芸、京指物、木象嵌、西陣織、羅(ら)織物、京繍(きょうぬい)、京組ひも、七宝・・・・なんと多くの伝統工芸の渾身の技が発揮されているのに畏怖の念を抱きました。
我々は西陣織、京友禅の伝統産業に携わるのもとして日本文化への責任をずしりと感じたしだいです。
諸先輩方、誠に有難うございました。