2021年12月22日 (水)
お振袖の勉強会
呉服屋さんのイメージは、“高級、高額、昔風”という間違った印象があるかもしれませんが、振袖は18歳の若い女性がメインのお客様で、実は“時代の最先端のビジネス”です。
「街中できもの姿を見ない・・・」って?、成人式はきもの姿のお嬢様ばかりです。
今日は、ツカキグループの役員23名の勉強会のテーマは「振袖を学ぶ」です。
講師役は、振袖メーカーの京朋、呉服問屋である塚喜商事の振袖MD、振袖カタログの制作やSNSなどへの動画制作に励むスタッフ、振袖写真スタジオの現場、貸衣装のマリエクラッセなど、振袖戦線の勉強会です。
今後、振袖の購入世代のリストが個人情報保護により公開されなくなります。
すると消費者(18歳の女性)への接近方法は郵便によるカタログ配布から、SNSなどWEBへ転換せざるを得ません。
柄の変化の勉強
京都芸術大学と㈱京朋がコラボした「振袖クリエイタープログラム」のデザインから学ぶ・・・
若いアート系の学生さんの作品です。(学生さんのコメントです)
◆最優秀賞・・・大人でかわいい北欧レトロなデザインを作りました。
◆優秀賞・・・カワイイ、カッコイイ、好きなものを着れたらいいなと思いました。
洋と和、そして豹をモチーフにしました。
◆優良賞・・・日本をまとう。浮世絵の北斎をモチーフにしました。
◆佳作・・・ラテ・アートをモチーフして落ちついたシンプルなデザインにしました。
振袖戦線の状況を再度、データ中心に勉強しました。
振袖でいかにSNS向けの動画を作るかが大きな課題になりました。
大いに議論が白熱しました。
① ファッションとしての振袖のデザイン
② お客さまへのアプローチとしてのSNSの媒体の選択と戦略
③ インパクトのある動画の制作
④ 振袖戦線のモノづくりの現場、問屋の機能、振袖専門店と写真スタジオの現場
色々なファクターの情報交換会でした。
ツカキグループはきもの以外に、宝石、毛皮、バッグ、補正下着、ウェディング、不動産のリーシングなど色々な分野はありますが、振袖戦線の驚異の時代対応力に感嘆でした!(^^)!