2022年6月8日 (水)
ドローンの大実験!(^^)!
先週、京都の長岡京市にある村田製作所へ行きました。
ここでイスラエルの企業がドローンのオペレーションの実証デモをするというので参加しました。
イスラエルでは、アカデミア(テルアビブ大学など)と軍と民間企業が一体となって先端技術の開発を行っています。
例えば、GPS(地理上の位置情報)の技術開発をする場合、軍や宇宙開発では地球上の1センチ四方の精度の位置確認を要求し、この超精密技術の開発に巨額な資金を投入します。
この技術が成立すれば、民生用の1メーター単位の位置情報に転用するのは簡単です。
つまり軍の「ハイスペックで明確な要求」と「巨額な予算」があれば、多くの先端技術開発は短時間で成功します。
イスラエルでは、軍の先端技術の商業化センターによって民間への技術移転や産業活用に拍車を掛けます。
イスラエル家庭の「ユニークこそが我が存在価値」という子供への教育の伝統が生きており、画期的発明やノーベル賞を驚くほど獲得しています。
村田製作所の本社2階ロビーの吹き抜けは数十メーターの吹き抜けの巨大空間です。
幾種類のドローンとパソコンを何台か駆使し、VR装置をつかってシステム運用のデモがありました。
肝心のシステムについてプレゼンテーションです。
村田製作所㈱の前に村田機械㈱の大きな運動場があります。
この運動場でのオペレーションデモが始まりました。
2,3秒で最高時速150キロまで達する加速です。
凄いスピードと操縦の正確さ、空中での停止位置の微妙さはさすがです。
ドローンが色々な機材(カメラ他)を装着して、空中から色々な情報や物体の運搬を行いました。
大規模災害があった時、携帯電話の基地局の装置を積んでドローンが100機ほど一斉飛行するとその地域の携帯電話は一斉に復活します。
次に京都からイスラエルのドローンを微細に操縦しようというのです。
実に面白い実験でした。
ドローンの開発技術、基本特許はイスラエルが発明し、生産はアメリカ、今や、中国製が世界を圧倒しています。
イスラエルの企業は、さらにドローンの操縦技術の学習の簡便な仕組み(5分で熟達する)と多数のドローンが一斉に操作できる汎用性の広いプラットフォームを作り上げました。
素晴らしいですね!!