喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年6月13日 (月)

ファミリー勉強会・・・先祖、自分、次世代へ

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先日、ファミリービジネス協会(FBAA)と塚本専務・大嶋次長との交流があり、事業継承についてのディスカッションがありました。
とても有益な機会で、両人とも先祖からの訓えについての自覚が深まったようです。
今日は両名から「先祖と自分について語りたい」との申し出がありました・・・

まず、1番バッターは大嶋(喜三郎)次長

なんかDNA分析のようなむつかしげなタイトル表紙です。

◆まず、先祖の扁額「積善の家に必ず余慶あり」と掛け軸「長者三代の鑑」が登場しました。

◆祖父(5代目喜左衛門、1908-2000)

朝3時に起きて、鉛筆(黒、赤、緑)を削ってから、仕事に励みました。

◆父(6代目喜左衛門、1948-、小生のこと)

3人の息子が小学生の頃、父(小生)と家族合宿して勉強会をした話になりました。
何の合宿って?
恥ずかしくて言えません・・・”(-“”-)”
実は、近江商人の値切り方の極意の練習です・・・

先輩・同僚から学んだこと

色々な顔が登場します・・・

聴き入る副社長(喜世志)

次代へ伝えるべきこと

2番バッターは塚本大二郎専務です。

◆祖父の話からです。

「始末」(倹約するの意、始めと末{終わり}のけじめをつけるの意)と「気張る」(頑張る)


人に恭(うやうや)しく、倹約に心掛け、自分を律する

◆父(6代目喜左衛門)の事

黒文字は父(小生)の事、青字は自分(大二郎)がしていることだそうです。

父(小生)が現在も使っているボロボロのツタンカーメンのブリキのペンケース

「お小遣い高利回り預金制度」とは・・・小学生の子供の貯金箱と金銭出納帳が合っていれば、貯金額の1割がボーナスとして父がくれる子供預金制度
毎月100円の小遣いでも500円貯めていると50円の金利(ボーナス)がもらえる(計150円の小遣い)。しかし、浪費して貯金が40円しかないと4円しかもらえない。(計104円)
かくして、兄弟の間に貧富の差がつくのです。(代々続く我が家の子供貯金制度)

父の行動指針

社長が一番先に先鞭をつけ駆けつけるべきこと
(火事場とは本当の火事もあり、貸し倒れ、社内不正など・・)
祖父と父が言った事・・・後継ぎの心得え

3番バッターは副社長(喜世志)

自分(喜世志)が祖父、父から聞いた百言・・・徹夜(?)して列記したそうです。

これが中々の秀逸の出来栄えでした。

意見を言う喜三郎次長

内容はとってもいいがプレゼンの準備が時間不足”(-“”-)”
でも、祖父からの喜世志への言葉の中に、弟達が聞いたことがない文言がかなりあり、「兄貴はおじいちゃんにえこひいきをしてもらっていた」・・との批判が上がりました。
「おじいちゃんの前で長い正座させられて楽しい思い出はない」との兄貴は認識の違いを主張しました。

しんがりは塚本室長(由貴)です。

自分の生まれ育った実家(武地家)に感謝を込め、自分の成長を噛みしめ、親からの恵みを次代に伝えたい思いを熱く語りました。

塚本家の糠味噌(ぬかみそ)につかった我が家族は、目からウロコのような顔をして聴き入りました。
今日は、とても中身のあるDNAが沸騰する会でした

我が家のコップの中の出来事を読んで頂き有難うございました<(_ _)>