2022年7月8日 (金)
阿波の国へ行ってきました。
四国・徳島へはJR西の高速バスで3時間余り。鳴門の渦潮を見ながら長距離移動です。
徳島最大のスーパーである「キョーエイ」の会長・埴淵一夫さん(65歳)のお別れの会へ行ってきました。
キョーエイさんは埴淵一夫さんのお祖父さんが創業され、以来、70年間のご愛顧を頂いていました。
会長の65年間の生涯とキョーエイさんの歩みを示す写真が展示され、非常に心のこもった懐かしいひとときでした。
埴淵家は皆さん阿波踊りが大好きで、小生も1泊2日で埴淵家に小生と家内が招待され一晩中、踊った楽しい思い出があります。
キョーエイさんの会長さんや社員OBさんらが、貸し切りバスで五個荘の拙宅にお越しになったこともあります。
会長さんは「三方よし」に共感されキョーエイさんの仕入先さんの会で三方よし講座の話をさせて頂いた記憶があります。
京都へのバスの途中で鳴門の大塚国際美術館を見学しました。
美術館の前にある大塚グループの潮騒荘です。
玄関エスカレーターは41メーターあります。
システィーナ礼拝堂・・・バチカンにある現物と同じ大きさで再現
解説が素晴らしかった(^^♪
エル・グレコの大祭壇の衝立画の復元
1600年頃のグレコの最高傑作。
第2次世界大戦で絵がバラバラに散逸し、一部行方不明になっていますがこれを復元しました。
現実ではありえない情景ですが、大塚の力で実現しました。
フェルメールの逸品作品の数々・・
うっとりするフェルメールの世界です・・・
モネの睡蓮
カフェテラスと睡蓮の池が一体となり、モネの睡蓮を見せるサービス精神は大したものです。
最後の晩餐の復元図と修復前の絵を比較展示
修復技術の素晴らしさを表現
ゴッホのひまわり7点をすべて展示
紛失して無くなった作品も展示しています。
ゴーギャンが描いた「ひまわりを描くゴッホ」
サービス精神に富んだ案内
イヤホンガイド
大好きな作品群
鳴門大橋を渡って京都へ帰りました。
大塚国際美術館は、大ファンの方と「本物の美術品こそが至高」と思い大塚美術館は評価しないという方がに分かれます。
きれいな美術全集の本は皆から愛されます。
大塚国際美術館は3D画像のように現物サイズで表面を立体的に精密に陶板で復元されています。
しかも、歴史的な時代を設定し教会、建物を復元して立体的な風景として美術品をみせます。
陶板は経年劣化しませんが、実物の美術品は時代と共に変退色しています。
こうした学術的配慮を加えながら、美術全集を大スケール(大きさ、数量)で世の中から消えてしまった名画も再現してみせるのです!(^^)!
小生は大塚正士(おおつか まさひと 1916-2000、大塚製薬などの創業者)の志を感じるのです。