2022年9月21日 (水)
国宝“日月山水図屏風”が京博にやってきた!(^^)!
ここは京都国立博物館(通称:京博)です。
明治30年に建築され重要文化財です。
ここで、「金剛寺と観心寺」の国宝が展示されました。
左側が平成知新館で、現在の展示エリアです。
南北朝の時代(1337-1392)、後醍醐天皇(1288-1339)が吉野(南朝)で政権を樹立し、足利尊氏が擁立する京都(北朝)と対立しました。
南朝は河内の国(南大阪)を重要拠点として、後醍醐天皇は金剛寺(河内長野市)を勅願寺とし、後村上天皇は金剛寺を行宮(あんぐう、仮の皇居)として栄えます。
近くの観心寺ともに金剛寺は大伽藍を擁し大きく大勢力となりました。
金剛寺の国宝「日月山水図屏風」(真言密教の法具)
屏風の絵柄(右)
屏風の絵柄(左)
京博でミニ屏風を購入しました。
ミニ屏風(左)
国宝「日月山水図」をモチーフに、西陣織あさぎが蓄光糸(絹糸に加工して光を当てると光る)を使って織り上げ屏風にしました。
3分間動画でその魅力を紹介しています。(制作 : 西陣織あさぎ美術館)
只今、西陣織あさぎ美術館では、「仏教美術と西陣織」というテーマで展示しています。
この屏風を公開しています。(展示朝10時~午後5時、休館日は月曜日、入館料500円)
金剛寺の金堂の三尊像です。(国宝)
京博の「金剛寺と観心寺」は、“京都”(北朝)とは異なる“南大阪・吉野”(南朝)の文化を感じました。
京博のマスコット、“トラりん“が登場し、京博は子供たちの歓声がしました。
非常に充実した京博の展覧会でした。