喜左衛門ブログ:President Blog

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2022年11月22日 (火)

西陣織あさぎ美術館の講演会とツカキグループ役員会

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先週に開催した講演会(主催:西陣織あさぎ美術館)は、「国宝・日月四季山水図屏風の美」と題し、京都国立博物館(略称:京博)の井並林太郎先生に講演をして頂きました。
京博の前回の企画展は、「金剛寺と観心寺」で国宝が沢山展示され大がかりな展覧会でした。
その主役が今回の講演会のテーマ「国宝・日月四季山水図屏風」(金剛寺収蔵)です。

講演される井並先生

なぜ、大阪府の河内長野市にそんな国宝が沢山あり、注目の場所かの説明です。
まず、場所柄の説明です。

金剛寺は空海(伝教大師)で有名な高野山の近くで真言宗の大寺です。
金剛寺

観心寺

熱心に聞き入る聴衆は、一般客様(無料)と弊社役員(22名)です。

井並先生のご専門は、中世(鎌倉~南北朝~室町)の日本美術の絵画です。
奈良時代の開創といわれる金剛寺さんの悉皆調査(1万数千点をすべて目録にあげ鑑定をして写真に撮り保存状態をチェック)を4年がかりでされました。

金剛寺は高野山(真言宗の大本山)の近くで、南北朝の時代は後醍醐天皇の南朝の都が吉野にあり、金剛寺も村上天皇の行宮(仮御所)でした。
また、河内は堺にも近く貿易が盛んで、異国の文化の影響も強く受けました。

美術館のファンのお客様から、井並先生へ熱心な質問が沢山ありました。

室町時代の絵画にしては随分、変わった山水画で実に不思議でモダンな絵なのです。
次々と意見や質問がされ、井並先生の歴史的、宗教的な明快な話にうなずかれました。
中世特有の複雑怪奇な事情があり、井並先生は仮説や空想を交えて楽しく話をされました。

西陣織あさぎ美術館で、「日月山水図屏風」(西陣織で制作)の前で井並先生

いよいよツカキグループ役員会です。

「情報交換会」で1時間半やり、「業績反省」で中間決算(来年1月末)の見通し発表です。

各社から「コロナ明けの我社の挑戦」をテーマにプレゼンテーションです。
◆タムラ㈱はWEBチームの金谷さんは「モアスライド」のタムラ特許を活かした発表です。

タムラのOEM戦略について

イラストを使ったホームページでアピール

◆京都和装㈱は、白井常務から発表です。

白井常務は弁舌だけ発表でしたが、今回、初めてパワーポイントでの発表・・・・

分かりやすい成功事例に大拍手でした。

◆㈱京朋からの発表は柳社長です。

「京友禅の職人の高齢化・後継者問題」の社会課題に取り組むダイナミックな発表でした。

◆塚喜商事㈱の京都事業部は、公手MDと望月次長(執行役員)


「チーム・ツカキ」を意識した若手の歯切れのいいテンポの速い発表に大拍手でした。

◆西陣織あさぎ事業部は、副社長からの発表です。

大ヒットの尾形光琳の燕子花(かきつばた)屏風です。

ちょうど1千万円の西陣織の屏風が売れ、アート系の爆発的人気に拍手でした。

◆塚喜商事㈱の東京事業部からは長島次長(執行役員)
弊社の専属作家の坪倉優介先生がスターダムにのし上がってきました。
「徹子の部屋」やサンデーライブに登場です。

坪倉優介先生は大阪芸術大学の在学中にバイクの事故で記憶喪失になります。
数奇な人生から草木染の友禅作家となり、新境地を開く姿がミュージカルになりました。

坪倉優介先生の作品とヒュ-マニティは、きもの専門店さんで大きな感動を生んでいます。

◆マリエクラッセ㈱は、矢野部長です。(執行役員)

コロナ禍の中でウェディング業界は凍結の時代でした。

ウェディングが蘇生し、色々な展開が始まりました。

◆ツカキ㈱は東條君が、「海外への売り込み」を大迫力で語りました。

コロナ禍の中、神戸の宝飾コンベンション(見本市)に出場し大きな売上をしました。

コロナ禍で始めたツカキ㈱の挑戦

これから始める新しい挑戦

真剣に聞き入る他社の役員陣・・・「キツイ刺激ですなぁ・・・」

出張先で大活躍の塚本専務はZOOMで参加です。

東條君の力強いプレゼンテーションに大拍手でした。

夜の有志の番外の会議にて、「メタバース、DX(データ・サイエンス)、ファッションのサスティナビリティブースに出展」など・・・大きなテーマで盛り上がりました。
互いに自己啓発しピンチにチャンスを感じ多面なマーケット情報に全員が刺激されました。
コロナ明けに向かって大事なひとときでした。

長いブログにお付き合い頂き、誠にありがとうございました<(_ _)>