2023年1月20日 (金)
京都芸術大学の振袖コンテスト
京朋(京友禅メーカー)と京都芸術大学がコラボし、学生さんが振袖柄を制作してコンテストを開催しました。
京朋の宮島次長らが講師として、芸大の学生さんへ「きもの概論」、「きもののパターン」と「柄付けのポイント」を講義しました。
イマドキの学生さんは飲み込みが早く、疑問点はネット検索でポイントを自習して、あっという間に基本のレベルまで学習が進みました。
“振袖クリエイタープログラム”
会場はツカキスクエア玄関ロビー(西陣織あさぎ美術館)にて展示しています。
18の作品がパネル展示しています。(入場無料、1月27日まで展示)
◆最優秀賞(岸本さん)「纏った瞬間、魔法がかかる」
どんな女性も魔法で物語の主人公になれます。(絵羽柄で全体図です)
絹地にインクジェットで捺染しました。
◆優秀賞(ヤンさん)「ウミヘビの骨、化石、潮汐」
海は生命の源。海の神秘性、自然な残酷さと命の美しさを表現しようと深海と化石をテーマにしました。
◆優秀賞(石村さん)「幻想的で夢を追いかけていく着物」
ザトウクジラのような大きな体でもいつか空を飛べてしまうのではないかと、という理想への挑戦を描きました。
◆特別賞(玉城さん)「あなたがヒロイン}
人生に一度の成人式、そんな日に少女漫画のヒロインになったようなトキメキ感を表現しました。
京都芸術大学のキャラクター学科グラフィックゼミの先生方のご指導、学生さんの努力・才能は素晴らしく、心より感謝と敬意を捧げます。
この企画は2年目で、さらに継続して発展するように頑張りましょう!!
ありがとうございました。
後記
この企画は、京友禅のデザインの進化を求めて始めましたが、メタバースの時代、この振袖のデザインをNFT(ブロックチェーン)へ進化さす案が出てきました。
リアルから仮想空間へ夢は広がります!(^^)!