喜左衛門ブログ:President Blog

喜左衛門ブログ:President Blog

2023年3月8日 (水)

京の冬の旅・・・公開寺院を見学(^^♪

LINEで送る

先日の日曜日、家内と二人で紫野の大徳寺に出かけました。
大徳寺は1315年(鎌倉時代)に禅宗の臨済宗大徳寺派の本山として創建されました。
勅使門です。

山門(金毛閣)

この山門は織田信長の大葬儀の7年後、千利休が寄進して楼上に千利休の木造が安置されました。
この山門をくぐった秀吉が、頭上の千利休が無礼であると切腹を命じた話は有名ですね。

大徳寺の塔頭の芳春院。
芳春院とは加賀の藩祖、前田利家公の奥さんのお松(まつ)のことです。
創建は1608年


芳春院の中にある呑湖閣は、「京都の四閣」(金閣、銀閣、飛雲閣、呑湖閣)と言われ建築は1617年です。
楼閣から、「比叡山が見渡せ琵琶湖を吞む意」だそうです。(ガイドさんの説)
じつは、旧知の広川和子さんから「芳春院にて竹内浩一画伯の襖絵が公開されているから・・」と聞き鑑賞に行きました。
昔、広川さんのお世話で竹内先生と畠中光享画伯と、また竹内先生と杭迫柏樹先生(書家)とご緒にお食事をさせて頂きました。
竹内浩一画伯の絵とお人柄は実に味わ深く素晴らしい先生です。

芳春院の方丈の水墨画の猿、キツネ(すべてカタログから)


禅の境地がよどみなく水墨画で描かれていしました。

芳春院の龍泉庵で盆栽展がありました。

奇石と松は、奇勝です。

一位、銘「謙信峠」、樹齢800年で上杉謙信公からの伝承樹


非常に見ごたえのある盆栽でした。

瑞峯院に向かいました。
瑞峯院は室町時代の九州豊後(大分県)のキリシタン大名の大友宗麟公が創建した大徳寺の塔頭です。

ここには重森三玲が作庭した庭があります。
方丈前の「独坐庭」

実に石組みと白砂の大きな波立ちがダイナミックで、重森三玲らしいモダンな波動が伝わってきました。

方丈裏の「閑眠庭」

表の庭と比べて穏やかで十字に組んだ7つの石が十字架のようで宗麟の心の安らぎが感じられます。

お茶を所望しました。

お抹茶にお干菓子と大徳寺納豆(瓶の中)を頂きました。

春の気配が林の至る所で満ちて鶯(ウグイス)が鳴いている・・・
禅の境地であり千利休の茶の心だそうです。

床の間に、「春入千林処々鶯」とありました。
・・・家内が私の先生です<(_ _)>・・・


早春のいいひとときでした・・・・・
3月19日(日)までの京都のお楽しみです。(京の冬の旅)
是非、お越しください。