2023年3月24日 (金)
南の世界遺産、屋久島へ行ってきました。
大阪(伊丹)空港からエンブラエム機(ブラジル製)で屋久島へ家内と行ってきました。
イマドキ、なぜプロペラ機だって?
屋久島空港の滑走路が短くてジェット機は不可能なのです。
プロペラ機は航続距離が「大阪―屋久島」で目一杯で、羽田からでは燃料が足りないのです。
屋久杉自然館に行きました。
前庭に屋久杉(樹齢千年以上の杉)の土埋木(江戸時代の巨大な切り株)の運搬機関車が展示しています。
屋久島の儒学者、泊如竹(1570-1655)は島では米がとれないので、島津藩への年貢として屋久杉の平木(瓦の代替品)を納めることを推奨しました。
屋久杉を伐採して、平木にしたため屋久島には巨大な切り株(土埋木)が沢山できました。
猛烈な多雨の気候、花崗岩でできた屋久島は、大きな切り株、そこから更新(新しいスギが育つ)し。「もののけの森」のような独特な風景を醸し出しています。
定宿SANKARAに泊まりました。
料理のスタートはウミガメのオブジェです。
屋久島の地の肉(シカ、牛、豚)、野菜や魚など絶品です。
林シェフはお馴染みです。
屋久島は家内と10回目の訪問です!(^^)!
いよいよ屋久島の山岳へ出発です。
淀川登山口まで車で行って、林道から沢へ降りていきました。
今日は足腰に優しいトレッキング5時間コースです。
屋久サルがアチコチ出没します。
サルもシカもともかく人間を怖がりません。
「野生動物とは10メーターの距離をおきましょう」が合言葉です。
奈良のシカは春日大社の神の使いということで、人間はシカを大切にしてきました。
屋久島は自然への崇拝と島のガイドさんの感化もあり、野生動物は自然のままで干渉しないように配慮されています。
屋久島は、屋久サルが1万頭、屋久シカが9000頭、ニンゲン様が8000人とか聞きました。
屋久島で町長選挙はするとサル町長が誕生しそうです。
絶滅貴種はニンゲンで、屋久シカは増えすぎ、農作物を荒らすのでジビエとして肉が食されています。
沢がトレッキングの道としてはラクチンです。
川辺で昼食にしました。
またすぐ目と鼻の先に、屋久サルの群れがいます。
今回のガイドさんは、お馴染みの菊地さんの愛弟子の安田さんです。
(菊地さんはNHK番組に登板中です。)
夕方、霧がでてきました。
これは高度が1200メーターですので霧ではなく、雲の中に入ったようです。
ホテルで最後の夕食です。
林シェフの配慮で、内閣総理大臣賞(西陣織あさぎ)のお祝いをして頂きました。
愚ブログで見つけたそうです(^_-)-☆
ありがとうございます。
絶品料理のあとのデザートです。
至福のときでありました・・・・
屋久島の出発日の朝、屋久島の森を散策しました。
花崗岩でできた屋久島だけに巨岩を沢山突出しています。
千尋(せんぴろ)の滝(動画)
楽しい屋久島でした。
後記
実はこの日(3月18日)は「NHKのBS4K」生中継で屋久島から2時間半のロケの日だったのです。
世界遺産5か所のシリーズを制作中で屋久島は第1弾だそうです。
かようなNHKのロケバスが屋久島内にありました。
再放送を春分の日に見ました。
相葉雅紀、岡部大、などが生出演です。
お馴染みの菊池さんは相葉さんと出演です。
翌々日、2時間半の長丁場のBS4KのDVDを見ました。
屋久島の未来を開く、来島者と屋久島をつなぐガイドさんの使命を感じさせる素晴らしい
番組でした。