2023年4月12日 (水)
京都市立美術工芸高校が開校しました。
明治13年(1880年)、日本で初めて「京都府画学校」が京都御所の中にできました。
その後、「京都市画学校」となり、移転して「日吉ヶ丘高校・美術課程」となり、さらに「銅駝美術工芸高校」、そして崇仁地区へ移転して「京都市立美術工芸高校」となり4月10日に開校しました。
この間、卒業生の中から文化勲章受章者が8名も輩出しました。
新しい校舎は鴨川の西岸に立地します。
雄姿が見えてきました。(京都駅から徒歩10分余りです)
晴れがましい開校式・入学式です。
全校生徒200名と教職員の方が講堂に集まり式典が始まりました。
冒頭に稲田・京都市教育長からご挨拶
名和野校長の開校宣言
門川大作市長の激励の言葉
京都市教育委員会出身の門川市長の永年の課題「崇仁地区へ芸大と美工を移転」が実現し感慨ひとしおです。
生徒から誓いの言葉
新しい校章の披露
新しい校歌の披露
すばらしいひとときでした。
生徒からの思い思いのメッセージ
名和野校長からの謝辞
校庭に銅駝美術工芸高校から移転されたロダンのブロンズ像
崇仁小学校時代からそびえるイチョウの巨木
鴨川べりの風光明媚な新校舎
陽光が輝き、東山三十六峰が遠くに見えます。
崇仁地区(京都駅から徒歩10分)の同じエリアに名門・京都市立芸術大学が建築中です。
今秋に開校になります。
永年の京都市、教育委員会、関係者の悲願だった芸大、美工の移転が実現です!(^^)!
3月末に京都市立美術工芸高校へ西陣織あさぎの屏風を寄贈しました。
長谷川等伯(1539-1610)の「柳橋水車図」を西陣織で織り上げた屏風です。
・・・2022年の西陣織大会で京都市長賞を頂いた作品です・・・
まずはあさぎ事業部のメンバーと記念撮影(社内の出発式)
左が金糸を織り、右は黒の漆の引き箔で織り上げました。
精緻な工芸品である丸帯が屏風になると素晴らしい出来栄えです。
この屏風は、稲田教育長のお骨折りで、日本画出身の名和野校長先生のお眼鏡にかなった西陣織の丸帯(京都市長賞)を屏風仕立てにして寄付する事にしました。
開校準備のお忙しい中、3月30日に京都市立美術工芸高校へ寄贈に出かけました。
贈呈式・・・左から、稲田教育長、名和野校長先生、小生
美術工芸のますますの発展と生徒さんのますますのご活躍をお祈りします。