2023年4月24日 (月)
丹後の機場(はたば)に行ってきました。
京都の弊社から車で2時間で丹後(京都府の日本海側)に到着
お世話になっている機屋(はたや)さんを1軒づつ訪問しました。
「丹後の機屋(はたや)の仕組み」・・・西陣の織元(当社)がダイレクトジャガードなどの設備を負担しデザインを考案し、絹の染糸・金糸の材料や紋紙(織物設計図)を用意し機屋さんへ届けます。丹後の機屋さんは西陣織の腕のいい職人として腕前を発揮されます。
2023年西陣織大会で「内閣総理大臣賞」の表彰状を手に緊張の面持ちの能勢さんの奥さんとご亭主(奥さんは祝賀会の日は欠席でした)
能勢さんの苦労が結びました。
4月5日の祝賀会に欠席だった浜岡さんご夫妻へ、工場で感謝状を読み上げ金一封を授与
手崎さん(塚喜商事の社員)は浜岡さんの元で研修し技術を習得中です。
奨励賞を授与しました。
お祖母さんの面倒をみている親孝行の鍋島さんは、祝賀会は欠席でしたので鍋島工場にて感謝状を授与。鍋島さんは美術織物の名手です。
澤さんは大きな車を運転して、京都での祝賀会へ仲間の機屋さんを送迎して頂きました。
祝賀会当日は、澤さんご夫妻は出席され、お写真やお土産の清酒・白鷹を持参
小森さんは、祝賀会は欠席で感謝状の授与式を工場で行いました。
晴れやかなお顔でした。
お昼に網野町の地場産業振興センター“アミティ”に寄りました。
地元出身の「野村克也ミュージアム」があります。
地元の誇り、野村克也選手であります!(^^)!
「丹後の職人」のマイスターをもつ松見さんの雄姿
祝賀会欠席の大江ご夫妻へ感謝状を授与しました。
田中ご夫妻はお二人でご出席頂き、当日のめでたい写真とお土産の白鷹を進呈しました。
大いに思い出話に花が咲きました。
藤田ご夫妻は当日は欠席で、工場で感謝状を授与。
奥様は感慨ひとしおでした。
日本海の立岩を見に行きました。
この辺りは玄武岩の海岸でジオパーク(ユネスコが認定する保全すべき大地の遺産)になっています。
山陰海岸(鳥取、兵庫、京都)がジオパークに指定されています。
海岸べりの川に木製の立派な人道橋が掛かっています。
日本海はカモメがたくさん飛んでいます。
間人(はいうど)皇后<聖徳太子の母>の像
日本海の海岸と大きな立岩を臨む
立岩は巨大な玄武岩の塊ですが、崩落の危険性があるので岩登りは厳禁です。
丹後工業組合の田茂井勇人理事長を訪問
理事長から丹後織物工業組合が抱える問題点を聞き、田勇機業㈱(理事長が社長の会社)の海外ブランドへの挑戦を伺いました。
田茂井さんのフロンティアスピリットには感動しました。
田茂井家の立派な邸宅の庭園は重森三玲(1896-1975)の作庭です。
お庭に石で彫った布袋さん、玄関に木製の達磨さんが鎮座しています。(ご住職の自作)
田茂井家の先代の当主の奥様が登場なされ、先々代、先代の昔話や重森三玲の思い出話になりました。
私は重森三玲旧宅の主屋をお守りしており意気投合しました。
意義深い、丹後出張でありました。