2023年5月26日 (金)
辻田教授をまじえて兄弟勉強会
今週の火曜日、恒例月次のファミリー勉強会が開催されました。
今日のゲストは龍谷大学の辻田教授と大学院の増田さんです。
朝7時~8時45分の勉強会で、辻田先生はホテルでお泊りでした。
さて今日のお題は「私にとっての三方よし~ビジネスと私生活~」
トップバッターは塚本大二郎専務です。
マダガスカル共和国での三方よしビジネスについて語りました。
マダガスカルの珍しい小動物です。
熱心に書き取る辻田教授と西陣織を研究されている増田(大学院)さん
マダガスカルでの活躍。左下は塚本専務とマダカスカル大統領
里山プロジェクトの二ホンシカのバッグ(平安時代からの伝統的な染め“墨流し”)
大嶋喜三郎次長です。(三男の喜三郎は、私の姉、大嶋の養子になりました。)
近江商人の特質に迫る・・・
彼は塚喜商事の財務経理の担当役員なので、そんな視点から三方よしを探求しました。
鋭い質問をされる増田さん、くだけた問を発する塚本喜世志副社長
3番バッターは塚本由貴室長(喜世志の妻)
嫁に来て「にわか三方よし」
仙台から雄飛、京都の長男へ嫁にきて、子供(3歳女児、1歳男児)を生んで学ぶこと
女性の立場で次々と質問をされるゲストの先生方
中々、むずかしい質問であります。
近江商人の独自性(偏狭さ?)に対して外からの血の混入について話題になりました。
近江商人にとって大事なことは家訓や生活習慣の継承ですが、養子や嫁は大事な役割を果たします。(我が家は曽祖父、祖父、父と3代続いて養子でした。)
「塚本家の常識」は「世間の非常識」では困ります。
外部からの養子、嫁、大番頭の公正さや良識は大切なことであります。
さてしんがりは塚本喜世志副社長です。
小学校時代からある兄弟勉強会ですが、最近の10年間ほどの当会のテーマの変遷について話ました。
また、本人が小学校時代から聞いていた祖父の訓え(=私の父、厳格で怖い人でした)、先祖の言い伝え、父(=私)の話など、「心に残った100の言葉」を一覧にして発表しました。
中々、インパクトがあり、子供時代の育ち方、祖父母からの躾(しつけ)、青年時代の思いなど赤裸々に自分の事、家庭のことがよくあらわれた発表でした。
質問する増田さん
他の兄弟からも辛らつな意見がでます。
さらに深い話の意見です。
真剣に聴く4名の家族
記念撮影です。
後記
この家族会議、今回は龍谷大学の先生方の参加で、いつもとは異なる緊張感や真剣さがあり、とても有意義な会となりました。
中国から経営者の訪日研修ツアーで「百年経営・事業承継」をテーマに来社されるとき、このファミリー勉強会がよく話題になります。
いつまでも我が家で継続していきたいものです。