2023年7月10日 (月)
滋賀・登文会の設立総会が盛大に行われました!(^^)!
7月1日、滋賀県大津市の西教寺にて設立総会に100名近い関係者が集いました。
・・・登録文化財所有者の会:略称は登文会です・・・
実は4年前から、仲間と相談して滋賀県庁・文化財保護課の方々と相談して、登文会を立ち上げる集会を何度もして、やっとコロナも沈静化してこの日を迎えました。
西教寺は、聖徳太子が創建され、1325年に復興、1486年に真盛上人により天台真盛集宗の本山として再興された古刹で、国宝や重文を沢山保持されています。
会長には兼子鐵秀さん(西教寺)が正式に就任されご挨拶です。
登録文化財というと聞こえはいいですが、実は修理に大層な手間とおカネがいる古い屋敷で家主さんは大変なご苦労をされています。
文化庁の要請もあり、我々は所有者の意識を高め次代への継承が重要な課題です。
総会の議事を進められる兼子会長
司会進行の柴山さん(建築士、登文の所有者)
文化庁の清永様(登録部門)からZOOMで祝辞を頂きました。
全国登文会の寺西理事長の挨拶
話しに聴き入る左から若林副会長と兼子会長
若林三都子さんは彦根の若林家住宅を国の助成金を活用して見事に大改修をされました。
今回の滋賀登文会の設立に多大な尽力をされました。
若林副会長からの議事提案
理事の人事、方針、予算などが審議され成立し、無事に滋賀登文会が発足しました。
ざっくばらんな昼食会で、鉄鉢の精進料理でヘルシーメニューでした。
右から、中野会長(和歌山登文会)、小生(京都の会長)、寺西会長(大阪の会長を兼務)
大阪、愛知、和歌山、三重、京都から登文会の仲間が馳せ参じました。
いよいよ自己紹介を兼ねた意見交流会です。
皮切りに小生から登文会活動について紹介
小生の滋賀県の屋敷は重伝建地区(町並み保存地区)の建物で、登録文化財とはカテゴリーが異なり、滋賀の登録文化財の所有者ではありません、(京都の所有者)
滋賀については全国登文会の副会長として滋賀設立の担当をしています。
・登文の所有者の「本家・鶴喜そば」の上延社長
上延って苗字をみて思わず「先祖はお坊さんですか?」と尋ねたら、上延さんは「江戸時代に延暦寺にそばを納めていたので上延の苗字を頂いた」そうです。
・沙々貴神社の岳郁美さん、湖東地区の屈指の神社です。
太郎坊さんの奥田さん、延暦寺さんなどの名門がお越しになりました。
・近江八幡の旧・中川煉瓦製造所の中川さん
昔、京都にお住まいだった中川さんは成徳中学校で私より一つ年上の同窓生、思わず中学校の校歌を一緒に歌いました(^^♪
個人住宅、造り酒屋さん、旅館など多くの登録文化財の所有者が参加、入会されました。
・学識経験者、先生方のご意見の発表
滋賀県の文化財保護課はじめ、大津市、栗東市、東近江市、日野町などの行政のご担当者が多数、ご参加頂きました。
・吉岡設計士さん
多くの建築士さん、ヘリテージマネージャーさん、大工さんがご参加頂き、入会頂きました。
設立に大変にご尽力頂いた小泉ご夫妻(五個荘の小泉重助本宅)
大阪市の本町に小泉グループ(繊維、小泉産業など)として祖業が発展されています。
今回の滋賀・登文会の設立の最大の功労者、柴山直子さん(建築家、柴山家住宅)
皆のご尽力で多くの方にご参画頂き本当にうれしいですね。
広大な西教寺さん伽藍のご案内
ご案内を頂く寺崎様
西教寺さんは圧倒されるような文化財の宝庫で、天台真盛宗の長い歴史を感じました。
最後のご挨拶
兼子会長はしみじみした人生を語られ大拍手でした。
西教寺さんの正門で、寺西会長と中野さん
滋賀・設立総会おめでとうございます!(^^)!