喜左衛門ブログ:President Blog

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2023年7月31日 (月)

加賀友禅女流作家の競技会が金沢でありました。

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酷暑の金沢です。人口46万人で江戸時代の面影が残る北陸屈指の観光都市です。

金沢城の近くのKKRホテルにて開催されました。

「第41回、加賀友禅女流作家新作競技会」(主催:京都和装㈱)の伝統ある大会です。
審査が始まっています。
加賀友禅は、加賀五彩(藍、草、黄土、紫、えんじ)を使った花鳥風月の絵画調の絵柄が多く、最高級の友禅染めのきものです。
右は、宮野理事長(後援:加賀染振興協会)、由水十久審査委員長・・・・

京都和装の高木次長(執行役員)の司会進行で始まりました。
主催者を代表して挨拶です。(小生、京都和装㈱社長)

「今回の作品のテーマは、“継往開来”(先人の技を受け継ぎながら未来を切り開く)です。
40年以上も続いた皆様方のご尽力に心より感謝と敬意を表します。」

協賛を頂いている㈱さが美の形部社長様からご挨拶

最優秀賞の表彰・・・戸田雪心先生です。

各表彰が進み、代表して戸田雪心先生から謝辞です。

由水審査委員長から講評です。

女流作家の先生方は真剣に由水先生のご意見に耳を傾けられます。

ここで記念撮影です。
◆最優秀賞の戸田雪心先生・・・作品のテーマは「竹に雀」

◆松島由美先生・・・「天日」

◆中正享子先生・・・「吉兆」

◆内嶋さつき先生・・・「海を渡る」

◆矢花博呂美先生・・・「爽風」

TV局から取材をうけられる由水十久審査委員長

金沢の花形の加賀友禅ですから地元の熱いまなざしがあります。
今年は、きもの専門店の店長さん、きものファンのお客様も特別ご招待で大いに盛り上が手頂きました。

祝賀会、乾杯は小川㈱の小川社長の音頭です。

受賞作家さんから一言・・・
◆戸田雪心先生・・・「竹と雀」のテーマはありきたりですが、竹を抽象的に雀も可愛く描きました。

◆松島由美先生・・・「天日」きもの前身に黄色い陽光が差し込み、気高い風情を醸し出しています。


◆中正享子先生・・・「吉兆」中正先生らしい個性的な地色、絵柄です。


◆松田風華先生・・・「長閑やか」着やすい優しい色合いに唐草柄をボーダーにしました。


◆内嶋さつき先生・・・「海を渡る」北前船に乗って大海原を大好きな船が未知の港へ渡っていきます。


何ともロマンに満ちた夢のようなきものです。

酷暑の中、大いに盛り上がった祝賀会で、女流作家さんの生の声で受賞作品の心を語って頂き大拍手でした。

酷暑の金沢を後にして東京へ向かいました。

ご出品頂いた先生方、ご参加頂いた関係各位に大感謝です<(_ _)>