2023年8月21日 (月)
西陣織あさぎ美術館・・・「ゴッホと浮世絵」展
西陣織でつむぐ「ゴッホと浮世絵展」がいよいよ開幕しました。
日本の西陣織ファンだけでなく、フランス、オランダ(ゴッホの生誕地)などから多くの方が鑑賞に来られます。
ゴッホが生まれた頃、ヨーロッパはカトリック教会や国家が牛耳るアカデミーが古代ローマの美術を手本にして、歴史、神話、聖書を描いた「歴史画」が高く評価され、それ以外の絵は「低俗な絵」とされました。
そんな中、クロード・モネ(1840-1926)は、印象派ブームを起こします。
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853―1890、37歳で没)はオランダで生まれ、33歳でフランスへ渡りそこから彼の本領を発揮します。
パリ(1886―88)、アルル(1888―89)、サン・レミの精神療養所(1889.5月―90.5月)、1890.7月に銃で自殺・・・・(自画像)
パリにきたゴッホは、当時のジャポニズムの浮世絵に傾倒しました。
左がゴッホの模写した浮世絵、右は歌川広重の「大はしあたけの夕立」
ゴッホの作品を、当社は西陣織で制作しました。
ゴッホの37年間の人生
「ひまわり」
ゴッホの油絵具をチューブから出したようにうねる立体感を西陣織で表現しました。
鬼気迫る西陣織の制作です。(製織:松見樹憲)
「星月夜」
この作品のインスピレーションの元になった・・・・
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」
秀作の「夜のカフェテラス」
展示室にこんな企画をしました。
名越室長と松井マネージャー(夜のカフェテラス)
名越室長と小生(星月夜)
葛飾北斎の「龍図」と「赤富士」
蓄光糸で織ったゴッホの作品群・・・ブラックライトをあびて怪しく光ります。
視聴覚ルーム、コクーン型のスピーカーチェア・・・丹後の織機の現場の音が体感できます。
2023年3月の西陣織大会で西陣織あさぎは、総理大臣賞を受賞しました。
人気のアミューズメントルーム、ここではスマホの自撮りが人気です。
是非、お越しくださいね(^^♪