2023年10月3日 (火)
すっかり秋らしくなりました。庭園鑑賞と音楽会を楽しみました。
今日は知り合った梶原千沙都さんのヘルマンハープの音楽会が白沙村荘(橋本関雪記念美術館)であったので鑑賞に行きました。
「ヘルマンハープ」という弦楽器はドイツ生まれの新しい楽器です。
ドイツのヘルマンさんのダウン症の息子がメロディを演奏できる夢をかなえた楽器です。
素晴らしい音色で高齢者も弾けそうなシステムに感心しました。
アンサンブルの演奏は素晴らしく、ソロ演奏は芸術性があり素晴らしいものでした。
せっかく白沙村荘に来たので橋本関雪画伯(1883-1945)の絵画を拝見しました。
橋本画伯は、中国大陸に憧れ、漢籍に明るく、晩年の枯淡の水墨画は秀麗です。
画伯のコレクションした東洋のコレクションは質量ともに驚嘆すべきものです。
3000坪はある広大なお庭はすっかり秋になっていました。
ハギが咲き誇っています。
苔が本当に美しい・・・
池の存古楼が映っています。(画伯の画室)
フヨウが美しい・・・
大文字山が見えます。
石塔
実にすがすがしい気候です。
夕佳門
持仏堂
浄土池
橋本関雪画伯の心象風景が宏大なお庭と屋敷に表現されています。
この素晴らしい空間が、波乱の歴史の中で今も忽然と存在するのは、旧知の橋本眞次館長とご母堂である橋本名誉館長の情熱と手腕によるものです。
心から敬意を表したく思います。