2023年10月16日 (月)
古式豊かなファンタジックな粟田(あわた)祭
私の家から歩いて1分、粟田(あわた)神社があります。
粟田神社は平安時代の清和天皇の御代、876年に勅命により祇園社(現・八坂神社)のスサノオノミコトを粟田にお祭りして創建されました。
長保3年(1001年)に神のお告げにより「祇園社の東北(粟田神社のこと)に瑞祥が現れる、そこに神幸せよ」とあり粟田祭が始まったといわれています。
夜になり大燈呂に火が入ります。
名物、大燈呂!!
ネブタ祭の元祖と言われます・・・ほんとかな?
粟田神社の祭神スサノオノミコト・・・天照大神(アマテラスオオカミ)の弟で別名、牛頭天王(ごずてんのう)です。
龍(たつ)
オオナムチノミコト(スサノオノミコトと並ぶ祭神)
カミオオイチノミコト
うさぎ
牛頭天王
にぎやかな祭りはやしが聞こえます。
いよいよ粟田神社で石見神楽が始まります。
本来、石見神楽は島根県浜田に伝わる伝統的な神楽で、哀愁あふれる笛、迫力ある太鼓の合わせて勇壮に舞れ全国的人気を博しています。
石見神楽の本場の指導者によって練磨された京都芸術大学(旧・京都造形芸術大学)の学生さんで構成された「瓜生山舞子連中」によって、奉納されました。
八幡・・鬼退治の神楽です。
粟田神社の境内は盛り上がっています。
本殿と舞台の神輿
神楽殿でまた石見神楽が始まりました。
夜渡り行事
粟田大燈呂の巡行
この行列は粟田口一帯を廻ります。
さらに翌日は神幸祭、剣鉾の巡行、神輿(みこし)、還幸祭と続きます。
4日間にわたる大行事で、神輿を担ぐ大勢の若衆(実際はお腹の出っ張ったおじさんが多い)のエネルギーに圧倒されました。
祇園祭のかげに隠れて目立ちませんが、粟田口の力強い伝統行事を再認識しました。
京都は多彩な伝統行事、文化に満たされていますねぇ・・・