2023年10月18日 (水)
第70回、日本伝統工芸展は素晴らしかった( ^)o(^ )
第70回を記念して東京会場は三越日本橋本店、名古屋会場は古川美術館、京都会場は京セラ美術館、大阪高島屋、さらに金沢、岡山、松江、高松、仙台、福岡へと巡回されました。
陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門に分けて競い合います。
京セラ美術館で開催され、日曜日に見学に行きました。
京都市美術館は1933年(昭和8年)に建設され、多くの美術品の収蔵があります。
2020年に京セラ美術館としてリニューアルオープンしました。
「京都ミュージアムズ・フォー」のひとつです。
フォーとは国立博物館、国立近代美術館、京都市美術館、京都文化博物館です。
日本伝統工芸展で入選した作品です。(チラシ、図録より引用)
◆彫漆箱「遥かに」 松本達弥 日本工芸会総裁賞
息を飲む素晴らしさでした。
◆友禅訪問着「波に魚」 大村幸太郎 文部科学大臣賞
実に着やすいきもので秀作ですねぇ・・
◆陶彫彩色「霧笛」 中村弘峰 朝日新聞賞
のびやかで上品な美しさです。
◆蒔絵箱「木漏日の熊谷草」 鬼平慶司 第70回記念賞
タイトルにふさわしい出来栄えですね。
◆染付深鉢「細魚」 小枝真人
細魚(さより)、文字通りスマートな魚ですねぇ。寿司屋の定番ですが・・・
◆濁手苺文鉢 酒井田柿右衛門
先代の柿右衛門先生(14代目、1934-2013年、人間国宝)のファンで沢山買いました。
お人柄もバツグンで私は大ファンでした。当代の15代目、頑張ってください。
◆紋紗振袖「牡丹亭」 土屋順紀 重要無形文化財保持者
素晴らしい紋紗(夏もの)の贅沢な振袖でした。よほどのきもの通がお買いになるのか・・・
◆蒔絵螺鈿飾箱「Rain」 浅井康宏
世の中のたぐいまれな完売作家(展示会で出品した作品が毎回、すべて売れる!!)です。
小生のfb友達でもあります。ともかく人柄、クリエイティビティ、根気・・・すべて超人的な作家さんです。畏敬の作家であります(^^)/
◆天牛、金具「禍み切りの精」 住田篤紀
小生は昆虫、とりわけカミキリムシが好きなのです。
◆欅造銀線象嵌盆 川北良造
川北良造(1934‐、現在89歳、人間国宝)は山中塗の産地の木地師で木工の名人です。
旧知の多田桂寛さん(山中塗の塗師、逝去)の同級生でともに素晴らしい方です。
工芸の世界は伝統の中で、根気と古典と革新に取り組む職人さんであり、名人です。
私のあこがれの世界です、
頑張って頂き、我々も応援していきたいですね(^^)/