喜左衛門ブログ:President Blog

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2024年1月18日 (木)

山中温泉に行ってきました(^^♪

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正月の骨休めに加賀の山中温泉のかよう亭に行ってきました。
加賀温泉駅です。3月16日に北陸新幹線が金沢から敦賀(福井県)への路線が開通します。

新駅は、金沢―小松―加賀温泉―芦原温泉―福井―越前たけふー敦賀です。
敦賀から大阪へのルートは、2025年以降に決定されるのだそうです。

待望の「かよう亭」に到着しました。

山中温泉の名所、「鶴仙渓」に家内と散策に出かけました。

大聖寺川(鶴仙渓)です。(石川県の南部を流れ、山中温泉から大聖寺、日本海へそそぐ)

鶴仙渓には散策道が充実しています。



あやとり橋まできました。

あやとり橋は、勅使河原宏氏(華道草月流の家元:1927-2001)のデザインで、かよう亭の上口昌徳さんらの尽力で完成しました。
加賀の名物、巨大な獅子頭

かよう亭へ戻ってきました。
かよう亭は昔、大規模旅館でしたが、現亭主の上口昌徳さんの代になり1万坪の敷地に建つ10室の部屋の旅館に変えられ、上口さんの理念と思いに貫かれた館に変貌しました。
小生が2000年頃に初訪問した時は、料理長は石政さんで山菜、海の幸が驚きの斬新さでした。石政さんが早逝され、次の板長の海老原豊さんは悩みつつ見事にかよう亭らしい豊潤な料理を創作されました。

料理が運ばれてきました。





かよう亭の上口昌徳亭主と家内です。

もう23年のお付き合いなる上口さんは92歳になられましたが、現役でしっかり旅館を仕切っておられます。
石川県議会議長や、北陸観光協会会長などの社会活動にも熱心で、様々な文化人の交流、伝統工芸の職人さんの育成などに尽力をされています。

かよう亭のくつろいだ館内です。



なんとも家に帰ってきた気分になりますねぇ・・・

翌日は福井の永平寺に行きました。
曹洞宗総本山、永平寺の入り口です。


傘松閣です。


この格天井は西陣織あさぎの織物の構図につかっています(^^)/
伽藍です。


曹洞宗の開祖・道元禅師の息遣いを感じるお堂です。

山門です。


毎年2~3月に60人位の若い僧が修業のための入門を求めてやってきます。
この山門で厳しい長い問答があり、許されると入門がゆるされ入山となります。
早朝から夜まで厳しい修行が始まります。

永平寺の門前にて、山掛けそばを頂きました。

寒くて熱いそばは旨かった!!

昔から馴染みの「工房千樹」にきました。

ここは山中塗りの産地で、木地師のアトリエです。
故・佐竹泰宏さんの奥さんと私共夫婦。
佐竹泰宏さんとは長く親しくさせて頂き、山中の工房、三越日本橋本店の個展などに行かせて頂き、また、佐竹ご夫妻も五個荘の拙宅までお越しを頂きました。
5年間に早逝され、あと、工房に火災があり、奥様、息子さん(康誌さん)は大変なご苦労をされました。
佐竹康誌さんが新しく建築された工房



佐竹康誌さんご夫妻、お母さん、家内

いい奥さんで力を合わせて頑張ってください。
応援します(^^)/

ここは山中塗の伝統工芸、我々も丹後で西陣織の工房を建設中です。
佐竹さんに加賀温泉駅まで送って頂き、同志として固い握手をして別れました。