2024年4月22日 (月)
京北町の常照皇寺に行ってきました。
母校の同窓会の夫婦同伴の貸切バスツアーにて、遅咲き桜で有名な常照皇寺へ行きました。
いざ出発!
左から今回の旅行幹事の宮永さん(S55年経卒)と京滋支部の藤野支部長(S51商、会計士)です。
この企画、小生(S46経卒)が幹事長→支部長の折に始めてもう20年以上続いています。
バスの中で近況報告、高橋さん(S48商)
今回は女性参加が多くて私も家内同伴ですが、夫婦ともに同窓生が多くて盛り上がりました。
賑やかに過ごすうちに常照皇寺に到着しました。
この寺は、光厳天皇(1313₋1364)によって開かれた皇室ゆかりの臨済宗のお寺です。
朝廷が南北に分かれた頃、吉野・後醍醐統(南朝)と京都・光厳上皇統(北朝)とが60年にわたる抗争をしました。
光厳法皇は40過ぎにこの地に小庵を結び、世の静謐を祈りつつ崩御され寺の裏山に山国陵として祀られました。
天然記念物、九重桜
左が御所から株分けされたという左近の桜
シャクヤクも満開です。
開山堂です。
昼食会場の「八百一郷」(やおいちのさと)です。
八百一は大規模有機栽培で有名で、野菜は百貨店の食品売り場で人気を博しています。
弘さん(S50年商卒)は京都銀行から八百一に転出して大活躍され、今は相談役をされています。
贅沢なランチ会です。
左は最長老の二宮さん(S41年経、89歳)ご夫妻で、毎週、テニスをされています。
左は弘さんご夫妻です。奥さんも文学部の同窓です。
野菜の廻りはふわふわの味付きドレッシングです
見事なイチゴも野菜もすべて八百一製であります。
八百一の巨大なオランダ式ハウスです。
ビニールハウスは空間が巨大なほど、温度調節の燃料(間伐材のチップ)がいりますが、温度変化が緩やかで農作物には優しいのだそうです。
イチゴの大規模栽培です。
黄色い箱はミツバチの巣箱です。
ここではすべて昆虫が人間に代わってイチゴの受粉をするのだそうです。
人間、動物は労働問題が絶えず起こりますが、昆虫には労働問題はないそうです。
かくして働きバチが園内でブンブンと受粉活動をしていました。
さて一路、綾部市に向かいました。
綾部のグンゼの本社です。
本社の前にあるグンゼパークです。
グンゼのミュージアム、「過去館、現在館、未来館」
創業者、波多野鶴吉氏(1858-1918)
波多野氏はクリスチャンで博愛精神をもって社業にあたり、社名の綾部郡の「群是(グンゼ)」の名の通り、理想的な経営を目指しました。
当時の京都府の養蚕・製糸技術は劣悪でしたが、グンゼは品質改良に心血を注ぎ大成功をしました。
やがてアメリカでレーヨン糸、ナイロン糸が開発され日本の生糸産業は大危機に瀕します。
グンゼはニット技術を開発して肌着で大成功します。
さらに医療製品(人工血管や縫合糸、人工皮膚など)を開発して現在のグンゼとなります。
素晴らしいグンゼの歴史と発展に触れ実の楽しい有意義な勉強になりました。
お世話いただいた宮永さん、池田さん(S53年工卒、ダイキン工業)有難うございました。
後記
同窓会バスツアー、最年少は佐藤さん(H6年商、京都銀行、52歳)で、常連組の最年長は石井さん(S26高商、94歳、今回は所用で欠席)です。
老若男女、肩を組んで楽しくやっています。
先週は、後輩の30代の建築家グループ3名(工学部、建築学科)が来社してくれ夜中まで酒を酌み交わして盛り上がりました。同窓のつながりは大切にしたいものです。