2024年6月3日 (月)
世界遺産・・・京都ユネスコ協会
ユネスコ世界遺産である京都・下鴨神社にて、京都ユネスコ協会の総会がありました。
賀茂川と高野川が出町柳で合流して鴨川になります。
下鴨神社の鳥居です。
鎮守の森である「糺の森」(ただすのもり)は原生林で色々な生物が生息し世界遺産です。
下鴨神社の本殿は国宝、楼門と舞殿は重要文化財です。
壮麗な楼門
舞殿です。
御手洗川と輪橋(そりばし)
尾形光琳(1658₋1716)がこの辺りを描いたのが「紅白梅図屏風」(国宝)だそうです。
参集殿で京都ユネスコ協会の総会が始まりました。
会長に吉田先生(大阪公立大学教授)が新しく選出されました。
下鴨神社(ユネスコ世界遺産)の宮司さんもご参加です。
京都ユネスコ協会は、芸術展、英語教室、日本語教室、次世代育成、こども食堂など多彩な取り組みがあり、世界の本部はパリにあります。
ユネスコの講演会は、宗田先生(京都府立大学、関西大学教授)
ユネスコでは教育と文化が両柱で、青少年の国際交流、発展途上国の文盲の克服を推進し、世界の文化財を世界遺産として登録・保存する運動をしています。
民主化、女性の地位向上などを提唱し、ジェンダーの多様性を認めようと活動しています。
小生から質問しました・・・「これらは世界遺産などの保護が大切だが、世界人口の半分以上を占める専制国家、イスラムの国々などがあり、民主化推進は世界に分断を促すことになりかねないが融和を図るためにどうするのか?」と尋ねました。
中々、難しい議論です。
下鴨神社の散策・・・
さざれ石
糺の森
小鳥や昆虫、魚など多くの多様な生き物を沢山見かけました。
「旧三井家下鴨別邸」を見学しました。
玄関です。
お庭の蹲(つくばい)
重要文化財の主屋
三井家の元祖といわれる三井高利(1622-1694)、かね(1635-1696)の 肖像画の掛け軸
坪庭
水屋
風呂
外観と庭園
高野川を臨む
ユネスコ活動は高校の時から50年以上している筋金入りの方が多く、我々はユネスコ作家の白川丈山先生(京友禅作家)のご縁で十数年前に入会させて頂きました。
画家や教育関係の方、多彩なお顔ぶれに大変に勉強になります。
小生も日本の「登録文化財所有者の会」活動をしており、先祖の本宅が近江の五個荘にあり伝統的重要建造物群(町並み保存地区)に関わり、大いに世界目線での文化財保存活動と関わり視野を広げたいのです。
少しでも世界の文化遺産、自然遺産の保存、日本の伝統文化の伝承に役に立つよう頑張ります!(^^)!