2024年7月1日 (月)
「全国・登文会フェスタ」は楽しかった!(^^)!・・・その1
6月中旬、国・登録文化財所有者の会(略称:登文会)の「全国フェスタ」が三重登文会のお世話で開催されました。
三重県の志摩市の賢島駅(かしこじま)に集合した全国からの参加者52名は、貸切バスに乗って見学地へ出発です。
案内役の竹内千鶴さんのお話です。
まずは松井真珠店(登文、昭和4年築)は「男はつらいよ」(39作目、昭和62年)のロケ地で有名です。
さすがに真珠の老舗だけあって、数百万円の真珠がゴロゴロ売っていました(@_@)
旧猪子家住宅(登文、昭和9年築)は、四国出身の実業家・猪子弥平氏が建築
それを竹内千鶴さんが10数年前に引き受け、改修し現代に活用しています。
寺西理事長(全国登文会)が昔のソファに座ってみる・・・
90年前に建てた猪子氏の思いと時代性、現在の竹内さんの情熱とセンスが素晴らしくマッチして居心地のいい住いになっています(^^♪
古民家の最大の活用は、リノベーションして住むことでしょうね(^_-)-☆
次は大王崎へ向かいました。
海の岬へ歩いて行くと大王崎灯台が登場しました。
高さ23メーター(登文、昭和2年建築)、志摩半島の南東端にあり、外径4.2メーターの円柱形鉄筋コンクリート作りの古典主義の灯台
青空、広い海、照りつける太陽、大汗をかきながら潮風に吹かれて岬の高台の灯台を登りました。
元気者の柴山さん(滋賀登文会)が手を振る!(^^)!
渡辺さん(東京・登文会)も笑顔です(^_-)-☆
移動のバスの中で「中六のうなぎ弁当」を頂きました。これは絶品の味でした。
いよいよ中六店舗(登文、昭和4年建築)地元で大人気のうなぎ屋の老舗です。
昔のこの辺りはうなぎの名産地で、伊勢参りの疲れをうなぎですっ飛ばしたようですね。
中六の前に伊雑宮(伊勢神宮の別宮)の鳥居があります。
灘の生一本の白鷹(小生の姉の嫁ぎ先)が献酒していました。
いよいよ「全国・登文会フェスタ」が始まりました。
まずは長谷会長(三重登文会)が開催地としての歓迎の挨拶
寺西理事長(全国登文会)の主催者(共催)からの感謝の挨拶
熊本達哉先生(元・文化庁)の講演会
丸之内界隈の文化財
非常によくわかる文化財のお話でした。
ありがとうございます。
いよいよシンポジウムが始まります。
テーマは「地域縮小の時代のおける登録文化財の継承と活用」
左から菅原先生(三重大学名誉教授)、文化庁の清永さん、全国登文会の寺西理事長
人口減で苦しむ地域を代表して(左から)佐藤会長(秋田登文会)、中野会長(和歌山登文会)、長田会長(三重登文会)
会員から質問が飛び交い活発な議論でした。
小生は、京都を代表して、「秋田や三重、和歌山のように県の東西南北の移動だけで4時間もかかる地域分断の中、登文会活動をいかに進めるか?」を問いました。
夜は懇親交流会です。
兼子会長(滋賀登文会)から近況報告
渡辺副会長(東京登文会)から東京のようす
若手代表の小栗真也さん(愛知登文会)から「若手の会」を作る提言
大拍手でした(^^♪
和気あいあい
佐藤会長(秋田)、寺西理事長(大阪)、渡辺副会長(東京)、寺西夫人
実に楽しいひとときでした。
夜は、弁天荘(旅館)で、3人部屋で泊まりました。
青山さん(大阪)、杉林さん(京都)、小生(京都)が川の字に布団を敷き寝ました。
小生の小学校の修学旅行で、伊勢神宮や二見ヶ浦を参拝して、同じような旅館に泊まり、まくら投げをして先生に叱られた懐かしい思い出です。
明日は、伊勢市で全国登文会の定時総会の本番です!(^^)!
学校の合宿のような現実と、ウラハラな夢のような豪華な話・・・
伊勢の志摩観光ホテルの名物料理長(第5代)の高橋忠之氏(1941-2018)
真珠の買い付けのため世界中からバイヤーが伊勢志摩に訪れたので、、1951年、国内最高級の純洋式の「志摩観光ホテル」が誕生しました。
高橋料理長の「アワビステーキ」、「伊勢海老クリームスープ」は世界を驚かせたメニューでした。
いっぺん食べてみたい・・・・