2024年8月5日 (月)
新潟県に「十日町クリエイティブセンター」が誕生!
先月末、東京から上越新幹線で越後湯沢まで乗り、そこから「北越急行ほくほく線」に乗って十日町市に行きました。
車両は2両編成(1両のみもあり)の地方鉄道です。
佐川急便の荷物が人と混載です。
ほくほく線は意外に猛スピードで走ります(@_@)
新潟県の中越地方の山奥に十日町市があります。
人口4万6千人で、京都府の日本海側の京丹後市とほぼ同じ人口です。
有名な豪雪地域で江戸時代は冬の副業として、麻やからむしの横糸を強く撚ったしぼがある夏物のきもの生地の産地として有名でした。
戦後は絹の染め物のきもの産地として大発展をしました。
十日町の街角には沢山の彫刻がありアートの街です。
1995年から「十日町彫刻シンポジウム」が開催され、その都度、街角に彫刻が作られ今では86作品もあるそうです。
十日町を早朝散歩していると行き違う人は、全員「おはようございます」とご挨拶され、非常に人情の厚い礼儀正しい街です。
お店に入っても、「大きなお荷物、どこからですか?」と声を掛けられます。
大変に思いやりのあるいい街ですねぇ・・・
いよいよ島善織物っていう友禅工場に来ました。
敷地が2千坪あり工場も手描棟、引染棟、板場棟、精染棟、管理棟など古い建物が8棟あります。
十日町らしい友禅きものの一貫生産工場です。
縁があって島善織物さんを㈱京朋(ツカキグループの京友禅のきものメーカー)がお引き受けすることとなりました。
島善織物さんは譲渡にあたり銀行融資は完全に返済され、仕入れ先にも迷惑が掛からない形で㈱京朋にバトンリレーとなりました。
つまり㈱京朋・島善事業部(呼称:十日町クリエーティブセンター)の衣替えということになります。
7月末日に銀行関係と不動産等の譲渡が済み、同日夕方に社員さんへの説明会で質問もあり、その夜に懇親会をしました。
旧・島善織物の社員さん14名は全員が㈱京朋に入社されました。
懇親会には小生と柳・京朋社長、安場次長(ツカキ不動産チーム)も参加しました。
小生の短い挨拶のあと㈱京朋の柳社長が乾杯をして始まりました。
南雲工場長のスピーチです。
お父さんは南雲常務として勤務され、島善織物で厳しくて怖い人だったそうです。
南雲工場長、島田旧社長と、炎天下に2千坪の工場の境界のポイントを1時間半スコップを持って検地に回り、我々は汗だくで干乾びました”(-“”-)”
しかし、大事な一帯感を感じました。
懇親会では、全員わきあいあいと自己紹介で笑いと拍手が起こりました。
左は島田佳舟さん。デザイナーとして引き続き頑張って頂けるので喜んでおります!(^^)!
左は南雲工場長、その隣は柳㈱京朋社長です。
右奥に安場次長(ツカキの不動産リーシング部)がいます。
福引大会があり、和やかに盛り上がりました(^^♪
十日町の方は酒がめっぽう強いのです(^^)/
南雲工場長の一本締めで「みなで頑張ろう!!」ということになりました。
翌朝、我々は新幹線で東京に向かいました。
これでクリエイティブセンター(CC)は「鳴滝CC」(京友禅、京都市内)、「丹後CC」(西陣織、京丹後市)、「十日町CC」(十日町友禅)の3か所となりました。
これから未来に向かって、友禅、西陣織を発展していくために地元と密着して産地のため、きもの産業のために頑張ります(^^)/
産地の方々、どうかよろしくお願い申し上げます<(_ _)>