喜左衛門ブログ:President Blog

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2024年9月17日 (火)

高校生(八商)の行商研修ツアー、素晴らしかった(^^)/

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先週の土曜日、八商(滋賀県立八幡商業高校の略称)へ出かけました。
近江商人の士官学校と言われた八商の校舎です。(ヴォーリズの設計)

八商は創立明治19年(1886年)の名門商業学校で、伊藤忠兵衛やワコールの創業者の塚本幸一など名だたる近江商人を輩出しました。
高校の夏休みに「近江商人再生プロジェクト」として6泊7日の行商実践研修ツアーが開催され、今日はツアーの事後研修会が開催されます。
NPO三方よし研究所から5名がコメンターとして参加しました。
左から岩根専務理事、北野副理事長、中島理事(他に小生と片桐理事)が参加

松村友二校長先生と一緒に

このプロジェクトは11回目ですが、小生は第1回目から協力参加しています。
八商はスポーツ校として高校野球の名門であり多くの優勝旗があります。

令和4年の全国高校学校・商業簿記大会の優勝旗です。

八商は文武両道の強豪高校なのであります。

本年のプロジェクト(行商実践)は30名ほどの生徒さんが参加しました。

立派な大会議室で報告会が始まります。


まず、社長(右の女子高生)と副社長(左の男子高生)より趣旨の説明です。

副社長の彼は陸上部の砲丸投げの選手で立派な体格と声が大きい元気者です。
ツアーコースの説明です。近江八幡市を出発して徳島市、松山市(愛媛)、洲本市(淡路島)、名古屋、富士宮(静岡)、鈴鹿(三重)の7日間の強行スケジュールです。

バスの道中と徳島での活躍

名古屋での行動

富士宮市(静岡)は近江八幡市と姉妹都市であり、滋賀県人会もとっても協力的で商品もよく買って頂きました!(^^)!

八商の生徒さんのファーストステップは・・・・仕入れ先に初めての電話での交渉。
はじめは電話越しに迷惑そうに取引を拒絶されることがあります。
最近の高校生は歯医者の電話予約ですら苦手で、大人に電話で話をするのは経験がないのです。だから敬語とか丁寧語とかは未経験の生徒が多いのです。
まずは電話での会話の仕方、敬語の操り方の勉強からです。
笑顔、はきはきして応対、商品のきちんとした説明、分かりやすいPOP(宣伝ボード)、食品サンプル、色々な練習をしてお客様に接します。
宅訪はインターホンでの勝負、いかに明るく話をしてお客様に会って頂けるか厳しい試練です。

お客様のアンケートをもとに成果発表です。

お客様のお声です・・・・
① どの商品も滋賀特産品で見たこともない商品で近江に旅行した気分になりワクワクしました。(商品は千円までのお菓子、赤こんにゃく、近江牛の佃煮などの食品)
② 炎天下の中、見知らぬ土地での心細い行商実習、とっても応援したくなりました。
③ 笑顔で挨拶や呼び込み、熱心な商品説明、生徒さんから元気をもらいました。
④ 近江商人の知恵や工夫を受け継ごうとする尊い意志は、滋賀県の民度の高さであり先人からの賜物でしょう。

各班からの報告
一班の報告

六班の報告

七班の報告

6泊7日間で、6つの町にて行商の実習・・・・酷暑、売れない日、突然の雷と大雨、人の情け、琵琶湖サイダーが冷えない、水でラベルがはがれる、やった完売だ!
正に人生ドラマ、7日間で見違えるように頼もしくなって帰ってきました。
よかったね!!
本当にご苦労様でした。
八商でのNPO三方よし研修所のメンバーの記念撮影(中央は松村校長)

こちらこそいい勉強をさせて頂きました。
ありがとうございました。