2024年9月19日 (木)
丹後へ出張。いい勉強になりました!!
丹後(京都府北部)の宮津市にある「クリエイト・エバラ・カフェ」に行きました。
これは与謝野町(京都府)の江原産業さんのショールーム兼カフェです。
非常にカッコいい江原英則社長が満面笑顔で迎えてくれました。
若い美しい奥様が織機の実演をされています。
ジャガード織機がお店の真ん中にあり、動くと轟音がするので防音室になっています。
体験料は簡単コースで3000円、本格コースで1万円だそうです。
我らは無料体験をさせて頂きました<(_ _)>
ショールームには紋紗が美しく展示してありました。
シルクの製品を紹介しています。
弊社の販売員の登さんがモデルでシルクの紗のコートを羽織りました。
カフェは実に美味しいコーヒーを提供しています。
商談室で逸品コーヒーを頂戴しました。
左から登さん(販売員)、二之湯顧問、小生、江原社長、木本さん(丹後CC)、門田設計士です。
江原さんには、フレンドリーに説明をして頂き、本当にありがとうございました。
江原産業は昔、江原紋工所といって絹織物のデザイン(紋織)のソフトを作る企業でした。つまり我々のような機屋(はたや)を相手にして紋紙を提供されていました。
それでは下請けに過ぎないと思い、織機を購入して自分が作った織物ソフト(紋紙)で機(はた)を織り始め、今では80台の様々なタイプの織機が稼働しています。
江原産業さんは「後染め用の絹の白生地」を織り、ツカキは「色糸や金糸を使った西陣織の帯地」を織るということで互いに分野が異なるのです。
先進事例としてとてもよい勉強になりました。
さて弊社の丹後クリエーティブセンター(丹後CC)です。
ここは若手職人の育成所でオープンファクトリーにしています。
手崎さんです。
沖野君です。
管巻き機
2階部分のジャガード(1階の経糸を操って紋織をする装置)
階下で働く織り手(沖野君)が見える
2階で動画にて織物の構造を解説しています。
2階の美術館の入り口(西陣織あさぎ美術館・丹後館)
美術館のファサードの撮影スポットにて(源氏の藤紫のイメージ)登さん
源氏物語絵巻を丸帯にしました
小野小町の和歌(佐竹三十六歌仙より)を西陣織あさぎが織りで表現しました。
百人一首の丸帯
小倉百人一首、光琳かるた・・・尾形光琳デザインを西陣織あさぎが表現しました。
葛飾北斎の「神奈川沖の浪裏」(上)、「赤富士」(中)、「龍図」(下)
俵屋宗達の「風神雷神図」
狩野探幽の龍図
「日月山水図屏風」(原画は河内長野市の金剛寺所蔵、国宝)蓄光糸で織っています。
ゴッホの「星降る夜」(西陣織、蓄光糸)
ゴッホの「ひまわり」(西陣織額)
この美術館、京丹後市の観光名所になりつつあります。
京丹後市の地場産業である丹後織物つまり西陣織を、スタディルームで勉強後にオープンファクトリーで体感して頂きます。
最後にファクトリー2階にある「西陣織あさぎ美術館」(当ファクトリーの産品)でアート鑑賞・・・・
夕方にスタディルームにて丹後CCの全員でミーティングをしました。
① オープンファクトリーの見学コースの在り方と案内表示の仕方
② ワークショップの体験コースの検討
③ ミュージアムショップの場所についての改造案、
④ 冬に備えて、エアコンやヒーター、除雪車について検討しました。
皆が本音を語り合い、実に有意義なひとときでした。
左から木本典代さん、森香織さん(美術館スタッフ)、登さん、インターデザインの大沢さんと門田先生、二之湯顧問、木本正久マネージャー(撮影は小生です)
丹後CCの近くの中華料理店「安安」で盛り上がりました!(^^)!
お疲れさまでした。