2024年10月22日 (火)
歌劇「ラ・ボエーム」は素晴らしかった!!
イタリアの大作曲家、プッチーニ(1858―1924)の有名な歌劇「ラ・ボエーム」(4幕の人気オペラ)を鑑賞しました。
ロームシアター(旧京都会館)で上演されました。
イタリア語ですが、舞台の上部に日本語の字幕がありよく理解できます。
初演は1896年(明治29年)です。
舞台は、1830年頃(日本では江戸時代末期)のパリにあるボヘミアン(西スラブ民族、チェコあたり)仲間が暮らす屋根裏部屋でクリスマスイブの情景です。
プッチーニは私の曽祖父とほぼ同い年で、初演はプッチーニ38歳(明治28年)のときです。
若き芸術家仲間の4名、左から主役のロドルフォ(詩人)、マルチェッロ(画家)、コォリーニ(哲学者)、ショナール(音楽家)です。
あらすじは、お針子のミミとロドルフォが恋に落ち、歌手のムゼッタとマルチェッロが元恋人をめぐり恋敵と葛藤します。
この画家の役に1913年にフランスに渡った藤田嗣治(レオナールフジタ)を重ねる
貧しい若い芸術家の息吹に恋が重なる物語。
ミミはルザン・マンタシャンが可憐な役割を演じた。
マルチェッロは池内響(東京芸大、オペラ科)が声量豊かに歌い上げた。
ムゼッタの役はイローナ・レヴォルスカヤ(ロシア)で圧倒的な歌唱力。
激しい悲恋の物語ですが、若くして病気で亡くなるミミとロドルフォの愛は純粋で心を通わせて果てる最期は究極の恋の幸せを感じました。
合唱の衣裳はパリの街並みを表現。フランスの詩人、ジャンコクトーの言葉が衣裳に手書きされています。
ダンスの演出、振り付け、美術、衣裳は天才・森山開次がしました。
指揮は井上道義で情熱的な交響額は拍手が鳴りやみませんでした。
井上道義は家内(真世)の妹(珠世)の夫ですが、体調不良で今年で引退を表明しています。
しかし、年末(引退)がカウントダウンになるにつれその音楽性は純粋で素晴らしくなり、熱狂的なファンは酔いしれています。
一ファンとして頑張ってほしいものです(^^♪