2024年12月2日 (月)
中国の寧波(ニンポー)へ出かけました(^^)/
先週、中国の上海の南にある浙江省の寧波に行ってきました。
上海から湾にまたぐ34キロの長大な橋を渡ると沿海に寧波(にんぽう)があります。
昔から日本人にとってはお馴染みの街で、遣唐使や鑑真和上が唐の国から出向した港町です。
寧波は人口900万人の大都市です。
ここに世界的企業であるキッチン器具メーカーの「方太(ほうたい)集団」
があります。
ここでの「方太文化フォーラム」へ家内とともに招かれました。
寧波商人は大成功した人が多く、考え方(仁愛、社会貢献)や行動(知行合一)が、近江商人の「三方よし、始末して気張る」などとよく似ています。
小生の顔つき、表情も寧波商人とよく似ていると中国人からいわれます。
茅(ぼう)会長夫妻と歓迎食事会に招かれました。
茅会長は立志伝中の方で目が見えないのですが記憶力抜群で84歳で驚異的な偉人です。
実に楽しい有意義な食事会でした。
謝謝!!
心のこもったお食事会に感激です。
まさしく「朋(とも)遠方より来る、亦(また)、楽しからずや」のおもてなしです。
今回の参加者は、方太集団の幹部社員、お取引先、杭湾書院(方太集団の経営学校)、方太学校、ファミリービジネススクール(一般の企業からも事業の後継者が学びに来る)など、実に幅広い方々が参加です。
まさに茅会長のお人柄と茅社長の理念とリーダーシップのたまものでしょうね。
いよいよ方太文化フォーラムです。
会場へ入場です。
開会セレモニーはド派手!!
生きた子羊も登場です(^_-)-☆
方太学校の高学長の挨拶
高さんは五個荘の拙宅の家訓「積善の家に余慶あり」」(善い行いを積むと子孫によいことがある;社会貢献せよの意)の扁額をみて、日本に「論語の精神」が歴代受け継がれるのを見て衝撃が走ったそうです。
方太集団の製品の紹介
まず、茅(ぼう)社長の方針発表
1998年に父の茅会長と共同創業をされました。
それから28年、従業員1万8千人もの大企業に発展されました。
300人の万雷の拍手でした。
小生夫婦は2020年開業の方太集団の新本社「理想城」を見学しました。
聖賢堂。孔子を祀っています。
本社の見学です。
本社「理想城」の全景です。
企業コンセプト
コロナ禍で中国では外食ができずに、家のキッチンで料理をするようになり、方太の高級キッチンが売れ、売上は48%伸長したようです!(^^)!
非接触型でレシピがナビするレンジです。
方太集団の発展ぶりを見学しました。
翌朝は茅社長ご夫妻と懇談
いよいよ小生の出番です。「近江商人の三方よし経営」
パワーポイントはすべて簡体文字(中国語)
通訳はトウ先生にお世話になりました。大感謝であります!!
2018年にNPO三方よし研究所(理事長:小生)から10名で方太集団を訪問しました。
方太集団の茅会長は2012年に、茅社長は2014年に京都や五個荘にお越しになり、以来、10年間に8回も訪日研修団が来られました。
会場には旧知の方も多くおられ、笑いと拍手で大いに和やかな講演会となりました。
フィナーレは茅会長の講演です。
会長は目が見えないのでご夫人が付き添いです。
会場は熱狂的に茅会長への拍手です。
茅会長の話は素晴らしいものでした。
記憶力が素晴らしく講演とパワーポイントの文字や表が完全に一致しているのです。
経験豊かで非常に人の心を打つものでした。
ご夫妻が会場から退場されるときは会場から万雷の拍手でした。
閉会式が感動的でした。
最後は300名の集合写真です。
何とも理念とエネルギーに溢れた方太文化フォーラムでした。
実は寧波市内の見学と慈渓市に青磁の工場見学は次回のブログで紹介します。
乞うご期待を!!