現在の仕事内容は?
中途採用でツカキに入社して以来、京都販売部で着物の販売に携わってきました。長年営業の第一線で仕事をしてきましたが、昨年からは京都販売部の統括部長として現場を離れ、今は管理業務のほうを主にさせていただいています。
ツカキグループへの
入社を決めた理由は?
新卒で入った会社は、経営方針が合わず3年で転職を考えました。次に選ぶ会社は骨を埋めるつもりできちんと見きわめたいと考えたんです。ツカキはがんばっている人が正当に評価してもらえると感じ、ここならと思いました。入社して印象的だったことは、社長の考え方がぶれないところ。「三方よし」しかり、「三分法」しかり、ずっと変わらないポリシーを貫かれている。
きもののことは成人式で見て「きれいだな」という程度で、ほとんど知識がない状態での入社でしたが、覚悟をもって入社したことと、先輩方がしっかりフォローしてくださったのでスムーズに馴染むことができました。
入社して自分が成長したなと感じるポイントは?
始めのうちは先輩や上司に教えてもらいながら営業していくのですが、慣れてくると自分でも新規のお客さま開拓にチャレンジしていく。最初はどこへアタックしていいかも分からないので、繊維年鑑を見て見当をつけたり、仕入れ先さまやおつきあいのあるメーカーさんから紹介していただいたり。どこへいけば情報が得られるか、考えて行動、そしてまた考えて、その繰り返しですね。そんなことを重ねて、初めての新規のお客さまを獲得できたときはほんとうにうれしかったことを覚えています。
どんなとき、仕事のおもしろみを実感しますか?
1年あればひと通りの知識は身に付くんですが、そこから先は掘っても掘っても底が見えないほど奥が深いのがきものの世界。私も17年目にしていまだに知らないことや新たな気付きがあって、飽きることがない。
たとえば帯一本とっても、ひとつひとつ用途があって、合わせるきものが違うんです。合わせ方が違うと、お客さまが恥をかかれることになるし、その恥は私たちのものでもあります。高価なものなので、販売する側の責任も重い。だからこそ、展示会などでお客さまにご提案したコーディネートが、後日お会いして「あれ良かったわ、みんなに褒められたの、ありがとう」なんて言われたりするとすべてが報われた気がします。
仕事を楽しむための秘訣は?
常に前向きに、どんどんチャレンジすることです。たとえば帯を見たら、「この帯はどんなきものに合わせるのか」と疑問を持って周囲に質問する、そしてどんどん自分から触ってみる。見る、聴く、触るなど、五感を総動員して吸収しようとしている人間は、成長のスピードが速いんです。逆に質問しない、触らない、言われたことしかしないような消極的な態度では、なかなか成長できない。ツカキは扱う商品も、お客さまも幅広いですから、与えられるのを待っていてはなかなか追いつけないと思います。
プライベートの過ごし方は?
7:00起床
7:30朝食
8:30家の掃除
10:00家族とショッピング
12:00昼食
13:00息子の野球観戦
18:00夕食
23:00就寝
キャリアステップ
入社から1年半は商品部で仕入れ、企画を担当。実際に商品に触れながら、着物に関する知識をひととおり身につけました。
その後営業として、大手ナショナルチェーンを7〜8年担当しました。若手でしかも中途採用の人間がそんな大きな得意先を任せられて、プレッシャーもありましたが、それよりも「やってやろう」という気持ちのほうが大きかったですね。作家企画、商品企画、オリジナル商品の開発など、そこで経験したことは大きなプラスになりました。今は現場を離れ、統括部長として管理業務を主にしています。
7:45
出社
8:15
朝の定例会議
9:00
各営業マンとの
打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
得意先様との商談
15:00
メーカー様との
企画打ち合わせ
17:00
企画資料作成
18:30
退社