2014年9月9日 (火)
丹後研修に行きました
8月31日(日)に西陣美術織工芸あさぎの、丹後での協力工場の検分と勉強会を行いました。
西陣織の中でも1800口織という大型織機での織物は、糸の密度が細かいうえ
細い糸を使うため、時間をかけて織っています。
塚喜商事では、京都市西陣の他に大型織機を丹後に設置しています。
ツカキグループより33名が参加しました。
朝、7時30分に会社前を出発です。
10時頃現地に到着。
整経工程の見学です。
1800本の経糸(一般には400本、600本、900本が多いようです)を織りやすいように
糸を順番に並べてくれます。
たくさんの細い糸が下から上へと張り巡らされています。
歩くのに細心の注意がいります。
整経のプロ、稲川さん
塚喜の1800口織機による美術織の行程です。
右から田中ご夫妻、今村次長、工藤専務
田中さん
右から田中ご夫妻、谷口さん(シンガポールからの参加です)
大型織機で織る丸帯の、「経糸の織」と「経箔の織」の検分です。
経糸の本数だけでなく横糸の色数も多く、あまりの細かさに何度見てもビックリします。
絶えず微調整が入るため、職人さんの苦労が伝わってきます。
右から浜岡ご夫妻、椙山、公手
ここでは1800口織りと900口織りが比較できます。
さすがに1800口織りの機械は大きい。大きいから細かく織れるんですね。
職人さんは織機を大切に手入れして下さり、部品もそれぞれ工夫されています。
昼食は地産食堂「味工房ひさみ」さんで、丹後の地魚定食を頂きました。
日本海を眺めながらの食事は最高!
美味しかった~
織り上がった丸帯を前に勉強会です。
織物の重鎮、木本さんの説明です。
あさぎ事業部 名越室長の熱弁です。
お客様をご案内できる宿や観光地を見学しました。
昭恋館「よ志のや」さんの名物風呂です。
美人女将さんです。
とび丸タクシー(舟)に乗って有名な「青の洞窟」が見られます。
立岩
間人(はしうど)皇后と聖徳太子像。丹後は大陸文化が伝わった玄関口でもありました。
帰路につき19時30分過ぎに帰ってきました。
稲川さん、田中さん、浜岡さん、木本さん、ありがとうございました。
次回は小売店様、お客様をご案内したいと思います。