2016年7月5日 (火)
Eコマース研究会 番外編 NYへオムニチャネル研修
6/17~21まで、塚喜商事東京事業部 生末 とタムラ WEBチーム 北田さんで NY オムニチャネル研修へ行ってきました。
今回は、その報告レポートをお送りします。
日本から約13時間でNYへ。
時差は13時間。念のため時差対策で二日前からほぼ寝ないようにしました。
結果的には、ついてからも日本に帰ってからも時差ぼけなど全くなく、 最初の一日にかえってきつい思いをしてしまいました。
行きの機内食は、お味噌汁が出てきてありがたかった。
NYへ到着です。
初日は、5番街(日本でいうところの銀座)を中心にラグジュアリーブランド、デパート、アパレルを見学しました。
アメリカの老舗デパート バードグルフグッドマン 7階建ての外見は、こじんまりしていますが、中は高級感あふれる品揃え。
女子に大人気のヘンリデンセル。オリジナルグッズを多数そろえています。
荘厳なセントパトリック教会
初日は、ホリスター、アバクロンビー&フィッチ、バーニーズNYなどなどたくさん見学しました。
2日目は、いよいよ本番。オムニチャネル研修です。
この道、25年の専門ガイド、高田さんにご案内いただきました。事前にグループの事業紹介や、我々2名の職務内容も詳細に伝えていたので、いろいろと調べていてくれて大変助かりました。
タブレットとグローバルwifiも持ち込んだので、ネット環境は万全です。
この日は、NYを縦横に廻ったので、地下鉄&バスのパスカードを購入。
NYの地下鉄は、急発進、急停車が基本で手すりにつかまっていないと大変なことになります。
日本だったら、即クレームですね。
まずは、南部のソーホー地区へ。 元々は、倉庫街で家賃が安く芸術家が住み始めたのをきっかけに、活性化され始め、街として発展していきました。当然、家賃は高騰し、芸術家は他の町へ引っ越し、当初の町とは変わってしまったようです。
ソーホー地区は歴史的建造物の保存としても有名で、写真のものは、 「キャスト・アイアン建築」と呼ばれ、今でいうプレハブ建築の元祖と呼ばれています。
この日の目的の一つ、ウオービーパーカーへ到着。ウオービーパーカーはウオートン・ビジネス・スクールの在学中の学生4名が立ち上げたメガネショップでアメリカのデザイナー・ブランドのめがねは500ドルからなのを、100ドルから提供できるよう工夫を凝らしています。ネットの購入が基本ですが、店舗も構え、まさにオムニチャネル。
店舗は見本品のみで在庫もないため販売スタッフは集金や棚卸などの業務はなく、販売のみに専念できるそうです。
このウオービーパーカーは、2015年のイノベーティブ企業でアップルをおさえ第一位に輝いた企業で、今後も注目されます。
NYの中央に戻ってきて、北田さんご希望のビクトリアシークレットを見学。
その隣は、今回の目的の一つ、アメリカを代表するデパート「メイシーズ」です。 アメリカでオムニチャネル化を最初に宣言し、実行した企業として知られています。
オムニチャネルとは、リアルで買うのも、ネットで買うのも、ネットを通してリアルで買うのも、リアルを通してネットで買うのも、すべて顧客が決めるというスタイルで、どのスタイルでも対応できるようにするということで、言うことは簡単なのですが、実現するとなるとそう簡単にはいきません。
メイシーズの店内は、開放的な店内に歴史を感じさせる木製のエスカレーター。
オムニチャネルの核というべき、ネットで購入したものを店舗で受け取りしてもらうための機能を 兼ね備えていました。
ネットで購入したものをなぜ、店舗で受け取りしてもらうのか? それは、Eコマース研究会にて発表させて頂きたいと思います。
次は、同じく今回の目的「ボノボス」へ。
ボノボスは、ウオービーパーカーと同じく学生起業でスタンフォード大学のMBAがはじめました。
こちらも基本はネットショップですが、サイズを合わせたい、実際に手を取ってみてみたい人のためのショールームを構えていて、お店の方は販売せずに、コンサルティングに徹します。お店にはネットに掲載されているものはすべてそろえているそうです。
シャツなどもアメリカの一般的なアパレルショップと比べて強気な値段設定でしたが、 わかりにくい場所にあるのもかかわらず、iphoneの検索を頼りに多くの方が来店していました。
歩きすぎて、カフェで一息。
この間に、ボノボスのサイトを見たり、デュアンリードのアプリのレクチャーを受けました。
デュアンリード アプリ
デュアンリードの会員カード。
アプリのお得なクーポン情報をカードに移すことができる優れもの。
日本はアプリはアプリ。
カードはカードと別れており、3月にスターバックスるのアプリ、リワードのレクチャーを受けた時にも感じましたが、アプリの利便は周回遅れで日本が遅れているようです。
ガイドの高田さんのおかげで濃密な一日を過ごしました。
2日目の夜はタイムズスクエアへ。
ミュージカルも見る予定でしたが、ライオンキングだ、 オペラ座の怪人だ、といろんな人のアドバイスを聞いていたら、席が埋まってしまいました。
3日目の朝は、ホールフールズマーケットで購入し、セントラルパークで朝食。
NYの中に佇む、都会のオアシスです。
この日は、ウォルマート、ターゲット、スチューレオナルドなどの郊外を見学。
ウォルマートやターゲットなどは、ネットで購入、店舗で受け取りの仕組み化に向けての 取り組みが見られました。
NY郊外のスーパー スチューレオナルドです。
3日目の夜は、エンパイアステートに上り、NYの景色を堪能しました。
午後7時30分なのですが、まだまだお昼みたいです。
あっという間の3日間で帰国の途に。
気づけば、一日2万歩以上、歩いていたようで 夜はバタンと寝ていました。
最先端の事例に触れて、取り入れることもたくさんあったので、 こちらはしっかりと来期から導入し結果に結び付けたいと思います。