2017年9月13日 (水)
「あさぎ大博覧会」連日大賑わいでした!
「あさぎ大博覧会」は、おかげさまで9月10日を持ちまして終了いたしました。
9月4日(月)~7日(木)は業界関係者様、8日(金)~10日(日)は一般公開と一週間にわたり開催させていただきました。
西陣織の中で最も細かい織物は、1800口織ジャガード織機と高度な技術を持つ職人さんの腕によって織られています。
職人さんが丹精込めて織られた作品をかつてない規模で展示しました。
業界紙や新聞、テレビのマスコミ報道もあり連日大変な賑わいで、終日途切れることなくご来場いただきました。
近県の方や、新潟、石川、東京、愛知、三重などご遠方からもご来場いただきました。
8日には丹後の職人さんがお揃いで来場されました。
自分が織りあげたものが、屏風や掛軸、額装などになった作品をまるで我が子を見つめるようなまなざしでご覧になってました。
来場されたお客様にも、製織時の苦労話などを熱く語っておられました。
またこの日は地元のKBS京都テレビの取材があり、9日(土)のニュースで放送されました。
そんなことで、連日大賑わいであっという間の一週間だったように思います。
何人もの方が、「どのようにしてこの細密な織物が織られているの?とっても不思議だ」、とおっしゃってました。
また多くの方が、製織されている方の年齢を気にされ、「この技術が途絶えない様にするにはどうしたらいいんでしょうか…」って、自分の事のように案じられていました。
会場をご覧になられて、「素晴らしかったわ」「凄いね、西陣織って」というお言葉をいただき大変うれしく思いました。
又、日ごろ私たちが扱っている『作品の価値』をあらためて知らされたように思います。
後継者の問題等、色々と乗り越えていかなくてはならない問題もありますが、このあさぎ大博覧会でいただいたもの、感じたものをパワーに、新鮮な気持ちで取り組んでいきたいと思います。
たくさんのご来場をいただき、ありがとうございました。
塚喜商事 あさぎ事業部 松井 貴子